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登下校中はマスクなし...なんてもう無理!? 学校現場から「難しい」の声のワケ (THE TIME,)

   新型コロナでずっと続いていたマスク着用について、国は、児童や生徒に対しては熱中症の恐れがあるとして、登下校中はマスクは外してもいいという方針を示した。「子どもたちは実際どうしているのでしょうか。取材しました」ときょう26日(2022年5月)の「THE TIME,」で杉山真也アナウンサーが伝えた。

   番組ではきのう、「街ウォッチング」と題して、時間帯や場所別にマスクの着用率を30分間ずつリサーチした。

  • どうなる屋外でのマスク着用状況(写真はイメージ)
    どうなる屋外でのマスク着用状況(写真はイメージ)
  • どうなる屋外でのマスク着用状況(写真はイメージ)

登下校の様子や公園での着用状況をチェック

   まず午前8時、東京・新宿の小学校で、登校する子どもたちを観察した。マスク姿の6年生の女児2人組に話を聞くと、1人は「(お母さんは)外していいよ、って」と話したが、もう1人は「外しちゃだめって言われた」。教室でも着用率はほぼ100%だった。

   同じ時間、千葉・松戸駅前でも90%の人がマスクをしていた。

   午後1時、東京・墨田の公園では、マスクをしていない人が約40%いた。「密にならないようピクニックしているので、まあいいかな」と赤ちゃん連れの女性は話していた。

   午後4時、東京・品川の青陵中学・高校の下校時の様子を取材。この日の下校から任意でマスクを外しても良いという手紙が配布されたが、生徒たちは「恥ずかしい」「マスクの顔しか知らないから」「(マスクを)外すとうまく人と話せなくなりそう」「マスクはもう服みたいに身に着けて当たり前」と口々に話し、マスク着用率はほぼ100%だった。

   同校の青田泰明校長は「そういう(マスク)文化の価値観が新しく作られつつあるなかで、はずしなさいというのは、つけさせるよりも難しくなってきてしまっている」と話していた。

(キャンディ)