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<今週のワイドショー> 「上海ロックダウン」などなかった!? 当局の主張と地元メディアへの警告

   中国・上海市で続いていた都市封鎖(ロックダウン)が、1日(2022年6月)に解除されました。上海市は人口約2500万人が住む中国第2の大都市。2カ月以上続いた厳しい外出制限により、街からは人が消えていました。

  • 「解除」後の動向にも注目が集まる(写真はイメージ)
    「解除」後の動向にも注目が集まる(写真はイメージ)
  • 「解除」後の動向にも注目が集まる(写真はイメージ)

「解除」後の「街の表情」

   各局のワイドショーは現地特派員の生中継も交えて、喜ぶ街の表情を伝えました。

   (J-CAST)ワイドショー通信簿が取り上げた「玉川徹 上海ロックダウン解除 『ある意味、大きな社会実験だった』」(1日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、司会の羽鳥慎一さんがANN上海支局長の高橋大作記者に「ようやくですね」と声を掛けたとあります。ただ、外出時は基本的にマスクを着用し、24時間以内の陰性証明をあらゆる場所で提示しなければならないようです。

   高橋記者は、2カ月の隔離・外出禁止で最大4キロ痩せ、筋力も落ち、医師に「廃用症候群(安静にすることで体や精神に不具合が生じる状態)」と言われたそうです。

   また、「古市憲寿 上海ロックダウン実態に『今、(テレ朝)玉川徹さんなんてどう思ってるんですかね』 フジ番組で言及」(2日、フジテレビ系「めざまし8」)では、上海市が記者会見で「そもそも都市封鎖を宣言したことはない」と発表したことを取り上げています。

   中国国内の報道機関に「封鎖解除」という表現を避けるように警告したといい、これを伝えた田中良幸キャスターは「誰がどう見ても(ロックダウン)、という状況ではありますが、上海市としては『そんな発表していません』ということです」。

   社会学者の古市憲寿氏は、「自由を制約する危険な思想で、中国だからこそできたこと」と指摘。「だから今、玉川徹さんなんてどう思ってるんですかね」と、徹底したコロナ対策を主張していた人物としてテレビ朝日のコメンテーター玉川氏の名前を挙げ、司会の谷原章介さんを困らせていたそうです。

(コムギ)