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「活動休止」BTSの「素晴らしい」点 加藤浩次「その意志を貫いての決断か」

   「韓国の人気グループBTSがきのう(2022年6月14日)、活動を一時休止する意向を明らかにしました。メンバーは今後、グループではなくソロとして活動を行っていくということです」と岩田絵里奈アナが切り出した。発表前日の13日には、デビュー9周年の節目の日を迎えたばかりだった。15日の「スッキリ」は、ファンに衝撃を与えたこの話題を取り上げた。

   メンバーの口からは「少し離れるからこそまた一緒になれると思う。このことをネガティブに考えてほしくない。健全なプランだと思ってほしい」(J-HOPE)、「解散するわけじゃないしね」(SUGA)などと前向きな言葉が発せられたが、リーダーのRMさんは葛藤も口にした。「BTSが一体どんなチームなのか分からなくなった。自分が成長できる時間が持てなくて、この先どうしていったらいいか分からなくなった」というものだ。

  • BTS(C)FMOUS
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「意志を持ったアイドルだということで...」

   番組は、韓国国内を2分する大きな議論を巻き起こしているBTSの「兵役免除」についても紹介した。現在の法律ではスポーツと芸術の分野で優れた成績を出した人には兵役の免除が認められているが、芸能分野には認められていない。国連で演説するなど世界的な影響力を持ち、国に大きな貢献をしたBTSメンバーに「免除」の特例を認めるべきか、国会で議論されているという。

   韓国のエンタメ業界に詳しい映画ジャーナリストの立田敦子さんは、この議論についてこう話した。

「なかなか結論が出ない。去年の年末までには出るのではないかと言われていたが、今年の4月までにも出なかった。まだ出ないということは、本当に2分しているのだと思う。50%50%で、誰も決められない。そういう中で、事務所としてもBTSサイドとしても、もう(グループ最年長、30歳を迎える)JINさんが12月から(兵役に)行ってもいいようにシフトを組んでいるという見方があります」

   立田さんは「彼らの素晴らしいところは、意志を持ったアーティストであるということころ。事務所の言いなりではなく、自分たちで話し合って決めていくという姿勢を貫いてきた。自分たちの音楽や活動を考え、『1度ここで立ち止まろう』と決断を下したのでしょう」とも話した。

   司会の加藤浩次「意志を持ったアイドルだということで世界的にも人気になったということですもんね。その意志を貫いての今回の決断ということか」

(ピノコ)