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谷原章介 「農業系高校の農作物販売ダメ」に疑問 「知事の事なかれ主義と感じる」

   「ある波紋が広がっています」ときょう17日(2022年6月)の「めざまし8」で倉田大誠キャスターが伝えたのは、茨城県内の農業系高校で生産される農産物の販売ができなくなっているというニュースだ。

  • 農業系高校の農作物の販売めぐり論議(写真はイメージ)
    農業系高校の農作物の販売めぐり論議(写真はイメージ)
  • 農業系高校の農作物の販売めぐり論議(写真はイメージ)

茨城県内の高校にも取材

   茨城県内で農業を学ぶ7つの農業系高校で、学校で生産された農産物の販売が今年3月から停止されている。昨21年、県内の高校が出荷した生乳に雑菌が混じるトラブルがあったことから、県が販売停止を指示。大井川和彦知事は5月の記者会見で「農作物の販売によって得た収入金を学校運営の経費に充当していた。もうけなきゃいけないという環境が、そういう危険な行為を招いてしまったのではないか」と批判していた。

   番組が農業高校のひとつ、水戸農業高校を取材したところ、池田拓先生は「原因の一つと言われている事案について、こちらとしても十分そういうことが起きないような体制をつくってやっていた」と主張。「販売した売り上げはすべて県の収入として上げている。学校に直接使われることは一切ない」と反論した。

   知事の方針に対し、ツイッターでアンケートを実施した生徒によると、300人以上が投票し、反対が84%を占めたという。生徒たちは「地域の方々とのかかわりを断ち切られた」「自分たちが一生懸命育てた農作物を売ることによって、『美味しかったよ』という笑顔をもらえる」などと話していた。

   現場からの反発に加え、おととい15日には、県議会でも農産物の販売を中止する方針の撤回を求める提言書が提出され、県は今後、有償での販売を前向きに検討する方針だという。

   倉田「モノは作ることと、金額設定など売ることも学びとして大事なのではと思います」

   MCの谷原章介「きちんと管理したものを売ってお金をもらうことに、何の問題があるのか。僕はどちらかというと知事の事なかれ主義だと感じます」

(キャンディ)