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<今週のワイドショー> BTS「活動休止報道」騒動 メンバーが語ったコトと事務所コメント

   韓国の人気ヒップホップグループ「BTS」が、グループでの活動を休止しソロ活動に軸足を移すというニュースが14日(2022年6月)に飛び交いました。しかし、16日付の朝日新聞などによると、所属事務所は解散や活動休止を否定し、「グループ活動と個別活動を並行する新たな章を始める」としています。

   メンバーが公開した動画で「グループ活動休止」とも受け取れるメッセージを発したため、韓国では所属事務所の株価が急落。事務所も火消しに躍起なのでしょうか。

  • テレビでも速報が流れた(写真はイメージ)
    テレビでも速報が流れた(写真はイメージ)
  • テレビでも速報が流れた(写真はイメージ)

メンバーが動画で語ったコメントは?

   当初「活動休止」と報じられたのを受け、各局ワイドショーは速報しました。

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「BTS『活動休止』のナゼ メンバー分裂?徴兵問題?」(15日、TBS系「THE TIME,」)は、メンバーが動画で語ったコメントを紹介しています。

   JUNG KOOKさん「各自がいい時間をたくさん過ごし、さまざまな経験を積み重ね、もう一段成長して、みなさんの前に戻って、きっと今よりもっといい7人になると私は思ってます」。J-HOPEさん「あまり否定的に思わないでほしい。BTSがチャプター2に行くためのタイミングだったのです」。

   「『活動休止』BTSの『素晴らしい』点 加藤浩次『その意志を貫いての決断か』」(15日、日テレ系「スッキリ」)は、リーダーのRMさんが口にした「BTSが一体どんなチームなのか分からなくなった。自分が成長できる時間が持てなくて、この先どうしていったらいいか分からなくなった」という「葛藤」も紹介しています。

   また、韓国国内で議論になっているBTSメンバーの兵役免除問題は、映画ジャーナリストの立田敦子さんによると「なかなか結論が出ない」と言います。立田さんはまた、メンバーは事務所の言いなりではなく、自分たちで話し合って決めて行く姿勢を貫いているといい、「自分たちの音楽や活動を考え、『1度ここで立ち止まろう』と決断を下したのでしょう」と話したとあります。

   BTSの経済波及効果に触れたのは、「BTS活動休止 玉川徹『韓国にとっては経済的ダメージが』」(15日、テレビ朝日系「モーニングショー」)でした。

   玉川徹(テレビ朝日)さんは、コンサート1回で波及効果は最大1250億円との試算(韓国文化観光研究院)もあるといい、「10回で1兆2500億円、アルバムとかもいれると1兆5000億円にもなる。(活動休止は)韓国にとっては経済的ダメージがある」と指摘したとあります。

   事務所が言うようにグループ活動が続けられるとすれば、ファンの「BTSロス」も含め、ダメージは軽くなるのでしょうか。

(コムギ)