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綾瀬はるか、新たな「天然」伝説 でも「真剣な一面」も魅力的!

   長谷川博己と初共演の映画「はい、泳げません」(2022年6月10日公開)の宣伝のため、情報番組を始めたくさんの番組に出演する綾瀬はるか。その天真爛漫ぶりが話題を集めている。

  • 綾瀬はるかさん
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「こぼしちゃった......」

   9日放送の「ぐるぐるナインティナイン2時間SP」(日本テレビ系)でも、おなじみ「ゴチバトル」に長谷川と登場した綾瀬、設定金額2万5000円で高級和食に挑戦したが、前代未聞のハプニングを起こし、周囲に笑いを振りまいていた。

   というのも、「う鍋」を注文した綾瀬、よっぽど美味しかったのか、NEWS増田貴久の番の間も、鍋から出汁をすすっていたが、それを白いブラウスの胸元にこぼしてしまうという失態を。隣のノブ(千鳥)をチラチラ見たりしているとこに進行役の羽鳥慎一から、「何かありましたか?」と訊かれ、ビクッとし、「こぼしちゃった......」となんとも言えない表情の綾瀬。よく見ると結構な量をこぼしていて、周りから「着替えた方がいいんじゃないですか?」と気遣われるも、「いや、いや、乾かしたら(大丈夫)」と。が、さすがにこれは誤魔化しきれないと悟ったのか、「消えていいですか? じゃあ、ちょっと失礼します」と照れくさそうに着替えのために一時退出し、お着替えすることに。

   そんな綾瀬に、周りの男性陣たちがもうメロメロなのはわからなくもないが、池田エライザまでもが、手を叩いて大笑いしながら「もう~、大好き!」と呟いていたのが印象に残った。これが天然か、天然を装ったあざとい所業かというのは、勘のいい女性なら一発でわかる。綾瀬は真の『天然』だから「もうー、大好き!」となるのだ。

   そんなふうにいつも明るい綾瀬だが、5日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)では、「過去に2回、女優を辞めようと思ったことがあった」ことを明かした。特に「女優になりたい」と思っていたわけでは無かった綾瀬。オーディション会場でもふざけたり、友人と喋って説明を聞いていなかったりだったが、19歳の時に、初めて自ら「やりたい!」と思ったのが、「世界の中心で、愛をさけぶ」だった、と。

ロケ地・被災地との交流続ける

   しかし、「やりたい」という気持ちが強すぎて、オーディションの場で渡された台詞が書かれた紙を持つ手は震え、その紙で顔は隠れてしまい、震えているせいで字も読めず、まともに台詞も言えないとボロボロだったそう。結果的には、そんな綾瀬に脚本家の森下佳子がインパクトを受け、結果的に合格となったわけだが......。

   初のドラマ出演、しかもヒロインで『白血病を患った少女』という難しい役どころで困難の連続。「台本に『筋張っていく腕』とか(書いてあったので)。7キロぐらい痩せました」と。「これ終わったらもう辞めていいやって覚悟で(臨んでいた)」という。その表情はいつものふにゃふにゃとした感じではなく、真剣で、新たな一面を見た気がした。

   さらに、NHK大河ドラマの初主演の2013年「八重の桜」でも、普段も福島弁で喋るなど、八重になりきり、「役と完全に一緒になっている感じが凄いあった」と。やりきった感もあり、「やっている途中から、『もう私はこれで満足だ』って思って」、いつ女優をやめてもいい、と思ったという。「八重の桜」の後もほぼ毎年福島に赴き、会津祭りには八重の格好で参加しているという綾瀬。ロケ地・会津若松市の関係者によると、東日本大震災後まだ間もない時期、市内のすべての避難所を廻り、「大変ですけど、頑張ってください」と被災者を励ましたこともある。

   ただの天然かと思いきや、意外にも芯はしっかりしているようだ。テレビに出れば出るほど魅力が溢れ出る。そんな女優さんはなかなかいない。みんな大好き、綾瀬はるか。綾瀬はるかは最高にして最強の女優だ。

(くろうさぎ)