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パワハラ提訴「侮辱賞状」の残酷文面 石山アンジュ「なんでこんなに平気でできるんだろう」

   「こちらをご覧ください」と司会の羽鳥慎一が示したのは、青森県の住宅建築会社が40代の男性社員にわたした表彰状らしいものだ。「賞状」と書くべき文字が「症状」、本文もひどい言葉が並んだ。社員はその翌月に自ら命を絶った。遺族が住宅建築会社を青森地裁に提訴したことを今朝23日(2022年6月)の「モーニングショー」が取り上げた。

  • パワハラへの「対処の仕組み」整備を求める声も(写真はイメージ)
    パワハラへの「対処の仕組み」整備を求める声も(写真はイメージ)
  • パワハラへの「対処の仕組み」整備を求める声も(写真はイメージ)

羽鳥慎一「一人で抱え込まないことが大切です」

   その文面は「貴方は今まで大した成績も残さず、あーあって感じ」「ここ細菌は、前職を生かし、変わらずの事務的営業を貫き」」「見事おったっまげーの三位です」と、当て字を使いながら侮辱するような言葉が並んでいる。死後、男性の部屋から見つかった。

   男性は注文住宅の営業社員、7年間の勤務中、日常的にも上司からパワハラを受け、「おまえはバカか」「相変わらずダメポンだな」といった罵詈雑言を浴び、死直前の残業が1カ月70時間を超えたことがわかり、青森労働基準監督署は労働災害と認定した。

   住宅建築会社は「モーニングショー」の取材に、「年始の行事の余興」だったとし「余興の域を超えていたと深く反省しております」と社長名でコメントした。

   石山アンジュ(社団法人代表)「悪質。なんでこんなに平気でできるんだろう。パワハラにスピードをもって対処する仕組みがととのっていない。会社ぐるみだと社内で相談も...と思うし、労基署がどう動いてくれるか読めない。警察にいっても時間がかかる」

   羽鳥「とはいえ、労基署や弁護士に相談がまず必要だなと思います。一人で抱え込まないことが大切です」

(あっちゃん)