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「特捜9」新藤(山田裕貴)の「送別会」 浅輪ズッコケ展開に「よかったー」

   「特捜9 season5」(テレビ朝日系)最終回が6月22日(2022年)に放送され、今シーズンでの卒業が不安視されていた新藤亮(山田裕貴さん)の去就に注目が集まった。(ネタバレあり)

   新藤の謹慎解除が決まり、特捜班で復帰を祝おうという中、班長の国木田誠二(中村梅雀さん)が「実は、ここだけの話、新藤くん、先方に特捜班辞めてこっち来ないかって誘われてるみたいですよ」と、新藤に闇カジノの潜入捜査を依頼した警察庁警備局警備企画課が引き抜きを打診していることを明かした。

  • 山田裕貴さん(写真:Top Photo/アフロ)
    山田裕貴さん(写真:Top Photo/アフロ)
  • 山田裕貴さん(写真:Top Photo/アフロ)

亡くなった父の「相棒」に誘われていた

   警備企画課の理事官・東山秀作(風見しんごさん)が新藤の父の「相棒」だったことから、新藤は東山の誘いに耳を傾けていた。

   新藤の幼馴染・三島(矢野聖人さん)が仕組んだ一連の発砲事件を、特捜班と警備企画課の指示で動いていた新藤が解決した後、特捜班の面々が新藤を迎え入れようと浮き足立っている中、国木田が浅輪直樹(井ノ原快彦さん)に、新藤について「どうも、その(辞める)方向で話が進んでいるとか...」と伝える。

   東山が「新藤くんの亡くなったお父さんの相棒だったみたいなんですよ。で、断りきれなかったのかも知れませんねぇ」とこぼす国木田に、浅輪は「送別会にしましょう。あいつを笑顔で送り出してやりましょうよ」と提案した。

   浅輪に突然呼び出され戸惑う新藤に、浅輪は「お前が来てから5年、いろんなことあったなぁ。正直言って、うざいやつ来ちゃったなぁと思ったんだよ」と、新藤と過ごした月日を振り返り始める。

   新藤が犯人にかけた言葉や、浅輪が山小屋に拉致監禁され新藤が助けたことなどを思い出しながら、2人は

「あんなすごい先輩たちの中に、こんな風に仲間に入れてもらえるなんて、今でも不思議ですもん」(新藤)
「そんな...俺だって不思議だよ。お前がいなかったらさ、俺だって今、ここに、いるかどうかもわかんないんだから」(浅輪)

などと会話を交わす。

「前にさぁ、お父さんに憧れて、警察官になったって、話してくれたじゃん。だから、わかってる。今まで一緒にやってきたからこそ、お前が決めたんだったら、俺は...俺たちは、止めないよ。笑顔で送り出してやることが、本当の仲間だって、思ってるからさ」

と淋しさを堪えながら浅輪が新藤に伝えている頃、特捜班では国木田が「え、そうなんですか!?もっと早く教えてくださいよぉ」と電話口で話していた。

「だって俺、特捜のみんな大好きっすもん!」

   「盛大にやってやっから、送別会!待ってるぞ」と告げて浅輪が去ろうとした時、新藤から「もしかして俺、辞めることになってるんですか?」と聞かれ、浅輪は思い切りずっこけた。

   新藤は東山に

「正直、父親を追いかけてみたいという気持ちはあります。でも、お断りします。親父に、言われたんですよ。自分で決めたことは最後までやりきれって。僕は、それがかっこいいことだと思ってます。だから決めてるんです。あの人たちと一緒に、特捜班やってこうって」

と、誘いを断っていたのだ。

   「え、じゃあ、辞めないんすか?」と気まずそうな浅輪に、新藤は「辞めないっすよ~!だって俺、特捜のみんな大好きっすもん!」と泣き笑いを見せる。特捜班に戻った新藤は、村瀬健吾(津田寛治さん)も加えたメンバーたちに笑顔で出迎えられたのだった。

   新藤が金髪姿で闇カジノに出入りしているという衝撃の場面に始まり、謹慎処分を受けてからは、ファンらから「卒業」を不安視する声が絶えなかったseason5だったが、新藤が無事特捜班に戻ってきたということで、ツイッターなどでは

「よ、よかった、新藤くん...!おかえりー!!!特捜班大好きー!!」
「卒業フラグ立ちまくってたけど最後浅輪主任の勘違いで終わってよかったー」
「新藤くん、卒業にならなくて良かったです。また来年!」

と、喜びと安堵の声が寄せられていた。

(TT)