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安倍元首相の「国葬」論に賛否 谷原章介「神格化するのではなく、客観的に見つめ直すべき」

   奈良市で演説中に銃撃されて死亡した安倍晋三・元首相について、「国葬にすべきだ」という声があがっているのだという。きょう13日(2022年7月)の「めざまし8」では、12日に行われた安倍氏の告別式の模様とあわせて、「安倍氏『国葬』待望論」という産経新聞の記事をMCの永島優美が紹介した。

  • 安倍晋三氏(2020年撮影)の告別式が行われた
    安倍晋三氏(2020年撮影)の告別式が行われた
  • 安倍晋三氏(2020年撮影)の告別式が行われた

「法律をつくって...」の声も

   国葬とは、国家の儀式として国費で行う葬儀のことだ。今朝の産経新聞によると、法的根拠となる「国葬令」はすでに失効しており、首相経験者では過去に吉田茂氏の国葬が例外的に行われただけなのだが、「必要な法律がなければ整備するのが政治の役割でもある。政府内からも『法律をつくって国葬にすればいい』(官邸筋)との声が上がる」と記事は主張。一方で、「それでも二の足を踏むのは、葬儀の国費を投入することへの批判が根強いからだ」とも書いている。

   若狭勝(弁護士)「安倍さんの功績や在任期間を考えると、国葬に値するとは思いますが、与野党含めて安倍さんに限って法律をつくるということには抵抗感があると思います。おそらく、内閣と自民党の共同葬のような形で落ち着くのでは」

   橋下徹(元大阪府知事)「僕は個人的には国葬をしてもらいたいと思いますが、法治国家としては、後付けで制度をつくることには反対です。これは国会議員の怠慢。自衛隊員や警察官などの殉職者や政治家の死に対して、敬意を表するための法律を、次のためにしっかりやってもらいたい」

   MCの谷原章介「衝撃的な事件でしたが、安倍さんを神格化するのではなく、客観的に安倍晋三さんという方を見つめ直すべきだと思いますし、それがきちんと悼んで送ることになると思います」

(キャンディ)