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安倍氏警護員「銃声と気付かず」 玉川徹「個人個人を責めるのではなく」と課題指摘

   「安倍元首相が銃撃されて死亡した事件で、警察庁の検証チームによって、現場の状況が次第に明らかになってきました」と26日(2022年7月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。警察の警護員の証言によると、一発目の銃声については「タイヤの破裂音や発煙筒と思って銃声とは気付かなかった」といっているという。

  • 安倍晋三元首相(2020年撮影)
    安倍晋三元首相(2020年撮影)
  • 安倍晋三元首相(2020年撮影)

「銃声でなくても...」の指摘も

   また、安倍元首相の右手側に予想以上の聴衆が増加したため、発砲直前は右手側の聴衆の中に不審者がいないか、さらに演説後に安倍元首相が聴衆と直接触れ合うことを予定し、前方の聴衆の中に不審者がいないか警戒していた。その結果、背後からの山上徹也容疑者の接近に気づかなかったという。

   元警視庁SATの伊藤鋼一さんは「銃声でなくても様々な危険を想定し、カバーにあたるのが本来の役目。また、いくら前方の聴衆が多くても必ず1人は専属的に背後を警戒すべき」と指摘している。

   羽鳥「もっともな指摘だなと思います」

   菊間千乃(弁護士)「いまさらですが、防げた事件だったなと思いますね」

   玉川徹(テレビ朝日)「個人個人を責めるのではなくて、穴があったからこそ、事件が起きたわけですから、穴を検証しなければなりません。個人個人の問題ではなく、指揮というか、警備をどういうふうに行うのかという想定とプロトコールが出来てなかったのではないか」

   羽鳥「今後にどう生かしていくか、ということですね」

(一ツ石)