J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

通知表をなくす小学校も 加藤浩次ら「スッキリ」陣「あった方がいい」派の理由

   26日(2022年7月)の「スッキリ」は「通知表を廃止する」という動きを取り上げた。

   2年前に通知表を廃止した神奈川県の公立小学校は、その理由について「良い評価は多かったら喜び、そうでなければ悲しむだけ。それでは意味がない」と説明。通知表がない代わりに、定期的な面談で児童の学習状況を知らせているという。

  • 1学期の成績は?(写真はイメージ)
    1学期の成績は?(写真はイメージ)
  • 1学期の成績は?(写真はイメージ)

街の賛否の声も紹介

   また、創立当初から通知表がない都内私立小学校は「スッキリ」の取材に対し、「数字では測れない子どもの成長部分を多角的な視点で評価し伝えることが望ましいと考えています。個々の成長は保護者との個人面談でお伝えしています」と答えた。

   街での声を聞いてみると「数字とかに表した方がモチベーションになる」(中1女子)、「順位があった方がやる気がでるのでは?」(40代父親)、「〇があるとやる気出ます」(小3女子)と、「あった方がいい」派がいる一方、「先生方にはもっと休んでいただいて、普段の授業の質を上げてもらい方に力を入れてもらいたい」(30代母親)など「いらない」派の声もあった。

   スタジオの意見は、めずらしく(?)満場一致で「あった方がよい」。それぞれの理由はこうだ。

   下川美奈(日本テレビ報道局)「成績だけを評価するものではなく、その子が1学期間で頑張ったものを親御さんにも本人にも分かってもらうというもの。学校と児童・生徒と親御さんとの橋渡しという位置づけならあっていい」

   ヒロミ(タレント)「僕もあっていいと思う。成績表って親の手腕が試されるというか。見たときに、怒るんじゃなくてどう褒めるか。『もうちょっとここ』『あ、これ上がっているじゃん』って、そういう会話で喜んだ記憶もある」

   司会の加藤浩次「先生を楽にしようってなくすと、結局親も楽にしてしまう。あることによって、親がどう子どもと接するかという勉強にもなる」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「通知表があることによって自分で目標や課題を設定して、次の学期への学習意欲につなげることができる。進学するにしても就職するにしても相対的に評価されるんですから。学習意欲を鼓舞し、サポートしていく形で評価することはやった方がいい」

   加藤「通知表を目標に頑張っている子もいるんだから。そこをナシにすると運動会で全員手をつないでゴールしましょうっていうのと同じような気がする」

(ピノコ)