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「ちむどんどん」房子を救うのは三郎? 秘めた過去との関係

   NHK朝ドラ「ちむどんどん」8月3日(2022年)放送回。暢子(黒島結菜)は自分と和彦(宮沢氷魚)との結婚を和彦の母・重子(鈴木保奈美)に認めてもらうためにフォンターナに招待した。(ネタバレあり)

  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
    NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより

暢子が「今夜は飲みましょう」と...

   オーナーの房子(原田美枝子)も協力してもてなすが、トラブルで台無しに。その後も地元のヤクザの嫌がらせが続き、フォンターナの客足が遠のいてしまう。暢子は房子から、店のトラブルのことは他言無用と言われたために、誰にも言えずにいた。

   あまゆの三郎(片岡鶴太郎)に話せばすんなり解決するのにと視聴者全員が感じているなかで、嫌がらせはどんどんエスカレートし、トラブルに巻き込まれた二ツ橋シェフが責任を感じて退職すると言い出すまでに。

   嫌がらせ電話がようやく静まってきた夜、暢子が疲れ切った房子オーナーに「今夜は飲みましょう」と誘う。困惑と緊張、八方ふさがりのときは、こんな拍子抜けのひとことが沁みるように優しく感じるものである。房子の顔もほっこりと笑顔になって、束の間の休息に。

   2人でカウンターでワインを飲んでいるシーンは、さすがに時間が経っているからか「身内」のような関係が伝わりいいムードである。そしていよいよ三郎と房子との秘めた過去について話し出す房子。忘却のかなたにいた三郎と、暢子の出現によって再び縁が出来たわけだが、今回のトラブルもきっと2人の只ならぬ縁が救ってくれると信じたい。ネットでも、「三郎コネクション」による「火消し」に期待する声が寄せられていた。

   地元の顔役・権田の嫌がらせに社会は全く歯が立たないと描かれているが、あまりにひどい。田良島が紙面上で書いてしまったらいいのにと思うのは早計なのだろうか。

   いずれにせよ早く解決しないと、信用のリカバリーに時間がかかってしまう。三郎と房子の過去が明らかになったあと、2人でフォンターナを見事に救ってほしいが。

(Y・U)