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薄着女性めぐる「見るハラ」VS「見せハラ」 谷原章介の「本当に困る」エピソードとは

   「薄着の女性をジロジロ見るなどの不快な視線によるセクハラ、いわゆる『見るハラ』を訴える声が今、多くなっています。きょうは『見るハラ』の実態を当事者と一緒に見ていきます」と倉田大誠キャスター。

   8日(2022年8月)の「めざまし8」はまず、街の女性たちの声を紹介。「さっきも(胸元を)のぞかれた。めっちゃ凝視された。普通にイヤ」(10代)、「暑いから薄着したいけど、『見られるからこの服はやめよう』って思う」(10代)、「キャミソールの上にシースルーの長袖を着ていても視線を感じる」(10代)、「何でって思うし、気持ち悪い」(20代)などの声があった。

  • 暑いし…
    暑いし…
  • 暑いし…

ドレスコードを規定した会社も

   番組には、セクハラ問題などに詳しい佐藤みのり弁護士と、実際に「見るハラ」を受けた経験があるというギャルタレントのあおちゃんぺさんがリモートで参加した。

   あおちゃんぺさん「すれ違い様にちらっと見ちゃったとかじゃなく、じーーーーみたいな。そういうのって普通分かりません?このくらい見たら失礼だなとか」

   MCの谷原章介「分かります、分かります。でも、全ての男性が『見るハラ』ではないと思いますが、『チラ見るハラ』ではあると思います」

   橋下徹(弁護士)は「ヘソ出すファッションって見られたいから出しているわけじゃないんですか?」と質問。あおちゃんぺさんに「そう思われる方多いんですが、ファッションは自分がかわいいと思うこと。それから、今の時季だったら単純に暑いからっていう理由もある。人にどう思われたいかではなく、自分のためにやっていることなので、『そういう服着ているんだから見ていいでしょ?』っていうのは全然違う話」と返され、「こういう考えからはもう昭和なんですね」と反省している様子だった。

   番組は「見せハラ」に関する批判の声も紹介。「自意識過剰だし、見られて困る格好して外出する方が悪い」「『見るハラ』が成立するなら、見たくないものが視野に入る『見せハラ』も成立すると思う」というものだ。

   古市憲寿(社会学者)は、「(見る方が)不快だなって思う場合もある。例えばヨーロッパの教会では『露出度の高い服装の人は入れません』っていうところもある。日本は自由ですが、公共空間であまりにも露出度の高い服を着るのは...。配慮も必要」と指摘した。

   「見るハラ」VS「見せハラ」問題がぼっ発し、ドレスコードを規定した会社もあるというが、佐藤弁護士は「見られるのが嫌な人もいれば、見ているつもりはないのに働きにくくなってしまっていると感じている人もいる。職場においては服装規定を作って行く方向がいいのかなと思う」と話した。

   谷原は「本当に困るのは路上にすごい露出の多い方がいる時。ずっと下向いて歩くしかない」とコメントしていた。

(ピノコ)