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旧統一教会と自民党の関係、内閣改造でスッキリ? 玉川徹「このままじゃ収まりませんよ」

   岸田文雄首相がきょう10日(2022年8月)に行う内閣改造では、旧統一教会との関わりを認めた7人の閣僚は交代の見通しだ。きょうの「モーニングショー」には、政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が出演し、改めて自民党と旧統一教会との関係を掘り下げた。

   改造内閣では、9人が初入閣し、14人の閣僚が入れ替わる。女性は2人だ。ポイントの一つは、旧統一教会との関わりだ。岸田首相は「自ら点検し、厳正に見直していただくことが新閣僚、党役員においても前提となる」と表明している。

  • 岸田首相の説明は…
    岸田首相の説明は…
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「今までどうだったかが明らかじゃないと、今後のことも信用できません」

これについて、田﨑氏は「初入閣・再任の14人のなかに、何人かは旧統一教会に祝電を打ったり、集会に出たりした人がたぶんいらっしゃると思います。会見で発表すると思います」と明らかにし、「え、この中にいるんですか」とMCの羽鳥慎一を驚かせた。

   そのうえで、「岸田さんの考えは、しっかり点検してオープンにしてください、今後関係を断ち切ってくださいという考え。関係していたからダメだという考えではありません」と解説。「新閣僚の(旧統一教会に関する)身体検査はどのように行っているのでしょうか」という視聴者からの質問に対しては、「はっきり言って本人任せ、自己申告です」と答えていた。

   旧統一教会との関わりについては、報道機関の世論調査で8割の人が「実態解明の必要がある」と答えている。「『統一教会の問題はおかしい、説明されていない』と感じている人がかなり多い。『過去のことはもうこれ以上はわからないが、これから(断ち切る)』という考えが理解を得られるかといえば、僕はそうではないと思います」と田﨑氏が言うと、コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日社員)は「それはそうですよね」と同調し、「『今までのことは過ぎたことだから、勘弁してください』ということにはなりませんよね。今までどうだったかが明らかじゃないと、今後のことも信用できません」と話した。

   立憲民主党や日本維新の会は所属議員と旧統一教会・関連団体との関わりを調査したが、自民党は後ろ向きだ。田﨑氏によると、この問題について9月中に閉会中審査が行われる見通しだが、衆参各1日の開催で、本格的な追及は秋の臨時国会まで行われない見通しだという。

   田﨑氏「党が調査して結果を出したとしても、少なければ『おかしいじゃないか』と言われ、多ければ『こんなにたくさんいるのか』と言われてしまう、という理由も自民党にはあるようです」

   玉川「この問題に関しては、世論は割れていない。8割の人が解明してほしいと思っている。このままじゃ収まりませんよ」

(キャンディ)