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「競争の番人」小池栄子vs真飛聖が「見応えあり」 急展開決着に迫力と清々しさ

   月9ドラマ「競争の番人」(フジテレビ系)8月15日(2022年)放送の第6話で、小池栄子さんとゲストの真飛聖(まとぶ・せい)さんの共演シーンに、ツイッターなどが称賛の声で盛り上がった。(ネタバレあり)

   小さな呉服店「ファイブシーズン」を営む井手香澄(萩原みのりさん)から、「業界を牛耳る女帝」といわれる「赤羽屋」の社長・赤羽千尋(真飛さん)が新規参入店や競合店に妨害行為をしているとの情報提供があった。

  • 小池栄子さん(写真:西村尚己/アフロ)
    小池栄子さん(写真:西村尚己/アフロ)
  • 小池栄子さん(写真:西村尚己/アフロ)

「7年前も調査」の因縁

   桃園千代子(小池さん)は7年前にも、私的独占の疑いで千尋を調べたことがあったが、立証できず調査が打ち切りとなっていた。千代子はリベンジのために千尋の事情聴取を買って出る。

   千代子と対面した千尋は、

「確か前にお会いした時も、桃園ってお名前でしたよねぇ。あれからずっと独身ってことですか?まあ無理もないか。こんな地味で色気のない仕事されてたんじゃねぇ。あ、うちで花嫁修行でもされたらどうです?」

と笑みをたたえながら「先制攻撃」する。一方の千代子も

「ご心配してくださりありがとうございます。ですが、結婚していない女性を不幸だと考えるあたり、価値観が昭和のままで止まっているようですねぇ。そのように時流から取り残され、古い業界の中でしか生きられないから、お考えも排他的になるのでしょうか」

とやり返してみせた。

   しかし千尋の私的独占の証拠はなかなか出ず、焦った千代子の申し入れにより、第六審査は赤羽屋に立入検査に踏み切ることに。千尋に「もし何も見つからなかった場合は、桃園さん、わかってますね」と詰め寄られながらも資料を押収した千代子たちだったが、結局何も見つけられなかった。

   公正取引委員会の調査によって赤羽屋の評判は落ち、ファイブシーズンに卒業式の着付けの予約が殺到していた。しかし小勝負勉(坂口健太郎さん)は、ファイブシーズンが合成繊維を使用した反物を絹の反物として売っていたことを突き止める。代金未払いもあったファイブシーズンは、職人や業者から次々と契約を打ち切られてしまい、卒業式の着付けのための着物を用意できなくなってしまった。

「良い友人になっていそうなお二人」

   従業員の噂話からファイブシーズンの現状を知った千尋は、赤羽屋に謝罪に訪れた千代子に協力を依頼。千尋は赤羽屋の着物をファイブシーズンに持ち込み、「ここは私が預かるから、あんたはちゃんと話してきなさい」と、客の着付けを請け負う代わりに聞き取りに応じるよう香澄を説得した。

   事の顛末は、以前赤羽屋で働いていたが千尋の厳しさについていけず辞めた香澄が、自分が業界でのし上がるために千尋を陥れようと嘘をついていたのだった。しかし着物を愛する香澄を買っていた千尋は、ファイブシーズンに協力するよう各業者に頭を下げていたばかりか、香澄に疑いの目が向かないように自分が悪役になっていたことが勉から語られ、香澄は後悔の念で涙を流すのだった。

   無事にファイブシーズンの客の着付けを終えた千尋は、千代子に「ありがとう。全てあなたのおかげよ」と頭を下げる。

   千代子は7年前、千尋に「あなたは今ここで生き残っても、いずれ終わりますよ。競争のない世界は必ず滅びる。忘れないでください」と声をかけていたが、千尋は「7年前のあなたの言葉で、私変わったの」という。

「あの頃私は、自分が上り詰めることだけ考えてた。そして気づいたら私達の業界は、すっかり弱くなっていたわ。あなたの言った通りね」

と千代子の指摘を認めた上で、

「でもいつか復活してみせます。だって私には、井手という活きの良い競争相手がいますからね」

と笑顔を見せた。

   千尋が「だからあなたはあなたの仕事で、これからも、私達の競争を見守ってください。よろしくお願いします」と手を差し出すと、千代子は「ハイッ!」と勢いよく手を握り、2人は笑い合った。

   千代子と千尋の迫力ある対決シーンに始まり、最後には協力し合う姿が見られたことで、ツイッターなどでは

「小池栄子vs真飛聖の闘い、見応えがあった。迫力ありつつ清々しく」
「ミスを踏み台にして高みに上がる、赤羽社長も桃園もそれができるキャリアがありましたね。カッコいい!」
「この立場で出会わなければ、良い友人になっていそうなお二人でした」

と盛り上がっていた。

(TT)