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渡辺徹さんと「太陽にほえろ! 放送50年」 共演・石原良純がエピソード交え追悼

   「俳優でタレントの渡辺徹さんが先週の月曜日(2022年11月28日)に敗血症で亡くなっていたことが分かりました。渡辺さんと50年来の親友が、病気との戦いについて話しました」と司会の羽鳥慎一。12月5日の「モーニングショー」は、渡辺さんのテレビでの活躍や、妻・榊原郁恵さんとの仲睦まじい様子をVTRで振り返った。

   番組は、渡辺さんの幼稚園、中学校、高校の同級生だという茨城県古河市の現市長・針谷力さんを取材。「何回か入院した、倒れたという話は内々で聞いていましたので、そういう部分では心配していました」と言うが、渡辺さんが決して弱音を吐くことはなかったという。

  • 渡辺徹さんに追悼の声が寄せられている(写真はイメージ)
    渡辺徹さんに追悼の声が寄せられている(写真はイメージ)
  • 渡辺徹さんに追悼の声が寄せられている(写真はイメージ)

病気との闘い

「役者生命に関わるというか、体がぶっ壊れている人間を主演にしようとは周りが思わないですよね。もし穴をあけられたらとか、番組に穴が開いちゃったらとか...という風なことは本人も気にしていて丈夫なそぶりをしていたというのは絶対にあったと思います」

   1991年、30歳の時に急性糖尿病と診断を受け、2012年には虚血性心疾患、13年には急性膵炎で緊急入院、16年には腎機能低下で人工透析、21年には大動脈弁狭窄症の手術...と、病魔と戦い続けてきた渡辺さんだが、テレビでは笑顔を絶やさず、お茶の間を和ませ続けてきた。11月20日に細菌性胃腸炎で入院した後、敗血症と診断され、治療を続けたが回復せず亡くなったという。61歳という若さだった。

   ドラマ『太陽にほえろ!』で共演した石原良純(気象予報士、タレント)は、「多分、徹さんが1番悔しいでしょうけど、僕も、もったいないなぁと。だって、これから新劇俳優としてその経験が生かされて、後輩にも色々伝えていく立場になって、テレビタレントとして自分の思っていることを色々な人に伝えられる立場になってきて...。今からやりたいことがいっぱいあったと思うんですよね。本当にもったいないなぁ」と悔しそうに語った。

   石原「今年は『太陽にほえろ!』放送50年ということで、集まりがあったのですが、そういう時は明るく盛り上げる人なのに、参加されなかった。制作発表の時などは笑顔でしゃべっているけれども、みんなで飲みましょうって時には体調のことがあったのかな」

   羽鳥「時折、病気のニュースも伝えらえていましたが、最近は体型もしっかりされて、気を付けてらっしゃるのかな、と...」

   石原「病気の話も自分で笑い飛ばしちゃうから、元気になったんだって思っていたけど、親しい人の中では大変な病気との闘いがあったんでしょう」

(ピノコ)