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闇バイトの報酬実態と応募層とは(THE TIME,)

   東京・狛江で高齢女性が殺害された強盗殺人事件など全国で相次ぐ強盗・窃盗事件では、SNSを通じた「闇バイト」の形で実行犯が集められていたとみられている。きょう26日(2023年1月)の「THE TIME,」が闇バイトの実態について取り上げた。

   捜査関係者によると、通信アプリ「テレグラム」のルフィと名乗るアカウントを通じて、複数の事件の強盗グループのメンバーが集められたとみられるという。

  • 強盗事件の捜査が続いている(写真はイメージ)
    強盗事件の捜査が続いている(写真はイメージ)
  • 強盗事件の捜査が続いている(写真はイメージ)

杉山真也アナ「防犯アイテムの問い合わせも増えて...」

   番組は、過去に強盗の実行犯に指示を出す役割に関係していたという、闇バイトの実態に詳しい人物を取材した。男性によると、実行犯の報酬は10万~20万円。「(SNSで)時給1万5000円などと書いて興味を引いてから話を持っていく」といい、「高校生、大学生が主流だが、中学生もいた。小学6年生からメッセージがきたこともあった」という。

   仕事を任せる際は、本人確認証などの写真を送らせるほか、「家族構成、親がどこにいるかなど全部控えて、逃げたり警察に駆け込んだりするのを防ぐ」と話していた。

   実行役と指示役のやりとりに使われる「テレグラム」には、シークレットチャットという機能があり、運営会社を通さずにユーザー同士が直接やりとりできるほか、時間を設定すると自動でメッセージを消すことができる。証拠が残らないため、犯罪に使われることも少なくないという。

   元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏「近年、特殊詐欺については対策が講じられてきたため、『だます』から『奪う』という手口に変わってきています」

   杉山真也アナウンサー「強盗事件が続いているなかで、ホームセンターでは防犯アイテムの問い合わせも増えているそうです」

(キャンディ)