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「卒業式マスク」巡り文科相の説明一転 谷原章介「きちんと政府としての方針を」

   新型コロナ対策が緩和されつつあるなか、小中学校の卒業式でマスクを着用するかどうかをめぐり、永岡桂子・文部科学相の発言が波紋を広げている。きのう2日(2023年2月)午前中の衆院予算委員会では「家庭の判断で」との意向を示したのに、午後には「まだ決まってない」と軌道修正。3日の「めざまし8」が取り上げた。

  • 安心できる卒業式に
    安心できる卒業式に
  • 安心できる卒業式に

衆院予算委の答弁後、官房長官は「否定」

   永岡文科相は衆院予算委員会で「(マスクをせずに)出席したくないというお子さんはマスクをし、マスクは外していきますとご家庭で決められた方はマスクを外しての参加となろうかと思います」と答弁したのだが、松野博一・官房長官は午後の記者会見で、「卒業式のマスクの取り扱いを決めた事実はない」と否定。

   これを受けて永岡文科相も「私自身の発言が誤解されたようなので、その趣旨をしっかりお伝えしたい。現時点で卒業式のマスクの取り扱いについて決めた事実はない」と前言撤回した。

   番組が保護者に意見を聞いたところ、「断言してもらった方がありがたい」「任せますじゃなくて、外しても大丈夫ですと言ってくれた方が(いい)」「政府が決めたからではなく、自分たちで決めたらいいのでは」と賛否両論。東京の青稜中学校・高校の青田泰明校長は「家庭の判断というのは無理があるのではないか。学校によって卒業式の規模や生徒の数は違うので、学校が指標を出すような形になるのでは」と話していた。

   MCの谷原章介「判断を各家庭や学校の現場に委ねるのではなく、『基本的にもうマスクをつけなくていい、でもしたい人はしてください』というようにきちんと政府としての方針を卒業式までに示していただきたいですね」

(キャンディ)