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「フィリピンからの指示」捜査の突破口に? 元刑事が指摘した心理戦とは(スッキリ)

   「連続強盗事件の指示役『ルフィ』の疑いが浮上している日本人4人のうち、2人が日本に強制送還されました。警視庁は特殊詐欺事件について調べを進めるとともに、一連の強盗事件との関連を調べる方針です」と森圭介アナ。

   残る2人も強制送還される見通しだが、捜査により事件の全容は明らかになるのか。8日(2023年2月)の「スッキリ」が取り上げた。

  • 警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)
    警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)
  • 警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)

加藤浩次「会っている人間がいないと...」

   元大阪府警刑事の中島正純氏は、今後の捜査の進み方について「特殊詐欺の方は、早くても6カ月、長かったら1年ぐらいかかる可能性もある。そして強盗の方に移る」と話す。

   一方、中島氏が「捜査の壁」と考えるのが秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」。また、闇バイトで加担した実行犯は、指示役「ルフィ」と直接面識があるわけではないので、指示役の特定が困難になるだろうという指摘もした。

   司会の加藤浩次「会っている人間がいないということなんだよね。なかなか難しそうですね。実際にこの4人は同じ場所にいたわけですから、口裏を完璧に合わせることもできると思うのね」

   みちょぱ(池田美優:ファッションモデル、タレント)「『ルフィは何人もいた』とも言われていたから『あれは違うルフィだ』とも言うことができる。そういう逃れ方もできるとしたら、どこまで解明できるのか。テレグラムが本当にやっかいなアプリ」

   希望もある。中島氏は「今回、人まで亡くなっていることを考えると、極刑になる可能性も十分ある。そうなれば、なんとか自分は逃れたいという思いで、人を売るような行為、人に罪をなすりつける行為が、取り調べの中で行われる可能性がある」と指摘。

   強盗殺人(東京・狛江の事件)という罪の重さで、互いにウソの供述などをすれば食い違いが出てくる。そのほころびが糸口になり、真相に近づける可能性があるということだ。

   中島氏は、さらに指示役の上に反社的勢力が介在している可能性があるとも指摘。「各地の警察はどこの反社会勢力かを把握しているのではないか。4人逮捕を契機に全力でおおもとの逮捕に動く可能性もある」と話していた。

(ピノコ)