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長嶋一茂「警察の技術が追いついていけるのか」 「フィリピンからの指示」捜査の着目点

   「捜査のカギを握る女」という言い方を10日(2023年2月)のモーンニングショーで司会の羽鳥慎一がした。広域強盗・殺人と特殊詐欺事件。フィリピンから送還された指示役らしい容疑者4人のほかに、協力者とみられる山田李沙容疑者(26)がフィリピンで1月9日に身柄を拘束されたという。

  • 警察の捜査が進んでいる(写真はイメージ)
    警察の捜査が進んでいる(写真はイメージ)
  • 警察の捜査が進んでいる(写真はイメージ)

やりとりのデータは?

   山田にはだましたカネを受け取る「受け子」として特殊詐欺事件の逮捕状が出ている。どこが「カギを握る」点か、その理由まで羽鳥は触れなかった。大雪の話題に時間をとられたためか、これ以上の情報を持っていないためなら興味をかきたてるだけの決まり文句だったのか。

   指示役4人が特殊詐欺事件だけでなく、東京・狛江の強盗殺人事件にも関与したのかどうか。「実行役と指示役をつなぐのはケータイとカネ」とテレビ朝日警視庁取材キャップの金井誠一郎記者。フィリピン当局から警視庁が受けとった15台の携帯電話とタブレットの解析が、こちらは間違いなくポイントとみられる。ケータイはフィリピンで押収しきれなかったものがある可能性も強く、カネの流れは運搬役がいた可能性がある。

   長嶋一茂(元プロ野球選手)「サーバーに入っていたものが削除されちゃったら立証できない。そこが争点か。ハイパー殺人なわけで、犯罪技術が上がり、警察の技術が追いついていけるのかを見ていきたい」

   廣津留すみれ(バイオリニスト)「記録が消えるもの(通信ソフト)も、犯罪に使われたものなら、例外的に開示できないのかと思いますね」

   長嶋一茂「こうしている間にもお金を持っている人のデータは流出していると思った方がいい。犯人はそこをつけ狙う」

   羽鳥「便利なものを悪用するわけです。まず自衛策というところしかないのかと思います」

(あっちゃん)