J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

<1年前のワイドショー>羽生結弦選手の雄姿 ケガと笑顔とゲーム話も

   <1年前のワイドショー>昨(2022)年2月のワイドショーは、北京五輪冬季大会の話題で連日沸いていました。とくに前半戦は、男子フィギュアで羽生結弦選手(27=当時)に3連覇の期待が集まりました。しかし、ショートプログラムで冒頭の4回転ジャンプが1回転になってしまうミスで、まさかの8位に。

   何が起きたのか、(J-CAST)ワイドショー通信簿の「安藤美姫『(略)不運としか』 羽生結弦『穴』でジャンプミス」(22年2月9日、日テレ系「スッキリ」)は、現地で解説していた荒川静香さんが「溝にはまりましたね」と言い当てたと報じています。

  • 羽生結弦さんのジャンプに注目が集まった
    羽生結弦さんのジャンプに注目が集まった
  • 羽生結弦さんのジャンプに注目が集まった

「穴があって、ガコって...」

   羽生選手も「うわー、はまった」とつぶやき、インタビューでも「ちょうど滑っているときに穴があって、ガコってはまってしまった」。しかし、翌々日のフリーでは、全人未踏の4回転アクセル(4回転半ジャンプ)に挑み、転倒したものの、国際スケート連盟から初めて4回転アクセルを跳んだと認定されました。

   「羽生結弦『誰かに褒めてもらいたい』(略)」(同11日、「スッキリ」)は、競技終了後の羽生選手の様子を詳しく紹介しています。荒川静香さんが「北京五輪までの道のり、いろいろな思いがあって...」と質問すると、「あー、ちょっと待って」とカメラに背を向け、数秒間天を見上げた後、うつむいて動かなくなった、とあります。そのあと「よっしゃ、はい!」と振り切り、「なんで報われないのだろうと思いながら、この3日間を過ごしていました」「でも皆さんのなかで羽生結弦のスケート良かったなと思ってもらえる瞬間があったら、それだけでも頑張って滑った意味があるのかなって思います」。

   羽生選手は「自分では褒められないけど、誰かに褒めてもらいたい」と笑いながら取材エリアを後にしたそうです。

   「羽生結弦が語った『1番好き』なゲーム(略)」(同15日、TBS系「THE TIME,」)には、14日に開かれた記者会見で、羽生選手はフリー前日の練習で足を痛めていたこと明かしたとあります。ただ「自分の中でも最高のアクセルができた」とも。

   会見後、司会の安住紳一郎アナが単独インタビューした様子も紹介されています。安住アナが「北京でスケート以外のことを考えるのか」と聞くと、羽生選手は「久しぶりにゲームしました」と表情を崩し、さらにゲームについて語り出したそうです。

   「1番好きなのは、スーパーファミコンの『平成 新・鬼ヶ島』。僕の原点であり、『エストポリス伝記2』というのも原点です。ぜひ伝えたい」と主人公が冒険の旅に出るゲームについて語ったそうで、その笑顔は少年のように無邪気だったとあります。

   最後まで明るく饒舌、そして前向きな姿に、ファンのみならず励まされた人も多かったに違いありません。

(コムギ)