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コットン西村の陰キャ・陽キャ論 オードリー若林が「本当にそう思った」点とは

   オードリーの2人がMCを務め、今注目の有名人と「事前アンケートなし、打ち合わせなし」のフリートークを繰り広げる「あちこちオードリー」(テレビ東京系)。2月15日(2023年)放送のゲストは、大物MCにハマり続けて彼らの『横』の位置をキープし続けている陣内智則さんと、「キングオブコント2022」での準優勝をきっかけにテレビ出演が急増しているコットン。中でも盛り上がったのは、お笑い界の『陽キャ』コットンと『陰キャ』オードリー・若林正恭さんによる、奥の深い掛け合いでした。

  • オードリーの若林正恭さん
    オードリーの若林正恭さん
  • オードリーの若林正恭さん

「『陰キャ』の勢力が力を...」

   昨年3月にこの番組に出演した際に、「お笑い界は『陰キャ』の勢力が力を持っていて、『陽キャ』には厳しい」との持論を展開していたコットンの2人。とくに西村真二さんは、子どもの頃から勉強もスポーツも万能でいつもクラスの中心にいた人気者で、広島ホームテレビのアナウンサーから転身した『稀代の陽キャ』芸人。若林さんや有吉弘行さんといった『陰キャ』が中心のお笑い界は居心地が悪いようで、「最近のお笑い界は、ほとんどが『陰』。でも。僕が見てた時のテレビは『陽』の方々が活躍していた」と、不満をこぼします。

   10年以上にわたって『陽』を貫いているコットンですが、「これまでに何度も『隠』に誘われて、辛かった」のだそう。「『陰』の方が大喜利が強いとか思われがち。お客さんはそういうセンスを好むから、賞レースは『陽』に冷たいんです」と分析しつつも、真っ向から『陽』を貫いて「キングオブコント2022」で見事2位を獲得しました。西村さんがこの結果について、「人を傷つけることなどは言わずに2位になったから『実質優勝』」と自画自賛すると、「いや、2位だよ」と総ツッコミを浴び、スタジオは笑いに包まれていました。

   コットンとは対照的に『陰キャ』を貫いている若林さんの悩みは、「陰は芸能界の山の頂上まで行けないんだな」と感じていること。「24時間テレビ」のために本気でダンスを練習していたウッチャンナンチャンの南原清隆さんを見て、「自分にはできないと思った。スポットライトを浴びるのが恥ずかしい」と話します。

文化祭の涙、体育祭の涙...

   西村さんが「じゃあ学生時代は、文化祭で何をやられていたんですか?」と不思議そうに聞くと、「参加してないよ。ゲーセンにいた」と返した若林さん。大学の学祭にも卒業式にも一切行かなかったそうで、30歳くらいで仕事で学祭に行った時、ライブ終わりにお揃いのジャンパー着た学生たちが泣きながら抱き合っているのを見て、「こういうことを経験してないから、俺はこうなっちゃったんだな」と実感したと話します。

   「そうなんですよ。あれは、何ものにもにも代えがたい涙。文化祭の涙、体育祭の涙というのはね。ぜひ、お子さんには経験させてあげてやってください!」と熱弁する西村さんに、「本当にそう思った」と同意した若林さん。西村さんが「ゲームはいつでもできる。あの3年間は戻ってこない」と畳み掛けると、「それは身に染みて思っている」と、しみじみ呟いていました。

   番組の最後には、「陰と陽の戦いを止めたい。俺が陰と陽の戦いを終わらせる。日本全体を仲間にする。僕の目標だ!」と語っていた西村さん。放送終了後のツイッターは、「コットン西村は聡明の人だな。陰と陽の戦いを止めたいという目標を達成できるといいな」「陰はトップに行けないというけど、ダウタウンの松本人志さんも有吉さんも陰なんだから、トップに行けないなんてことはないでしょ」「若林さんの学生時代の陰エピソードは共感しかなかった。学生時代に思い出を作れるのは羨ましいことなのよ」といったコメントで盛り上がっていました。

(Hibunny)