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「大谷劇場」中国戦で投げた49球のすごさ、長嶋一茂「まだトップギアには...」

   日本中が大盛り上がりとなったWBC(ワールドベースボールクラシック)は、きのう9日(2023年3月)の開幕前、それも夜明け前からファンが東京ドームの公式グッズ売り場に入る整理券を求めて長蛇の列を作った。「大勢が並んでいます」と今日10日のモーニングショーでリポーターが伝えたのは整理券配布30分前、売り場オープン4時間前の午前5時半だが、大谷選手のユニホームがほしくて3時過ぎにから並んだ人もいた。

  • 大谷翔平選手(2017年撮影)
    大谷翔平選手(2017年撮影)
  • 大谷翔平選手(2017年撮影)

ストレートの平均球速157キロ

   整理券番号1500番でも、売り場へ呼ばれたのは正午を回ったあたり。5000番台が午後3時ごろから。「整理券を持っていてもまだ入れないという人が大勢いました」(齋藤寿幸リポーター)という超人気ぶりだった。

   日本代表・侍ジャパンの初戦は、午後6時過を回ってからのナイトゲームで対中国戦。大谷が投打に躍動した。「初回の入りから集中していきたい」と話していた大谷の初球は外角低めのストレート157キロ。これはボールだったが、先頭打者を三振にうちとった。

   司会の羽鳥慎一「この試合で大谷は49球投げました。スライダーがよく曲がっていました」

   53.1%がスライダー。40.8%だったストレートの平均球速は157キロ、最速160キロを記録したときにはスタジアムがわいた。ツーシームは4.1%、スプリットが2%。

   長嶋一茂(元プロ野球選手)「スプリットは1球しか投げず、まだトップギアには入っていない。それで160キロ出せたあたりは、ちゃんと準備していたことがわかる」

   川崎宗則(元WBC日本代表)「これからもっと体が動き出して柔らかくなると、いろんな球種を投げられる」

   米国メディアは「大谷は地球上で最高の選手というだけでなく、完ぺきなベースボールウエポンであることをWBCたった1試合で証明した」と称え、中国SNSには「大谷選手からヒットを打っただけで、今回大会の任務は完了した」との反応も。東京ドームで観戦したファンからは「大谷劇場って感じです」の声があがっていた。

(あっちゃん)