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「舞いあがれ!」祥子ばんばと「壊れたラジオ」 イメージ重なり悲しむ声も

   NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」3月14日(2023年)放送回。舞(福原遥)は無事に元気な女の子を出産し歩(あゆみ)と名付け、仕事も子育ても慣れてきた2年後、母・めぐみ(永作博美)に五島の祥子ばんば(高畑淳子)が船で倒れたという知らせが届く。

  • NHKの「舞いあがれ!」番組サイトより
    NHKの「舞いあがれ!」番組サイトより
  • NHKの「舞いあがれ!」番組サイトより

「何とかしてあげたい」の声も

   舞とめぐみが五島の病院へ向かいばんばと対面。脳梗塞で左側に麻痺があると訴えるばんば。船の操縦はダメ、一人暮らしもダメといわれてすっかり消沈している。そんなばんばを心配するめぐみは、そりゃ大阪においでと提案するでしょうに。

   しかし頑なに断るばんばの気持ちもわかる。五島でひとりではないというのも、船を誰かに譲りたくないというのもわかる。そんな気持ちでいるばんばを、よかれと大阪に連れてきても、環境になじめずに、ふさぎ込んで弱っていってしまうかもしれない。そんな話は案外よくあること。今後どうしていくのがベストなのだろうか。難しい問題だ。

   五島の豪(哀川翔)が、壊れてしまったラジオを直そうとトライしたが駄目だったという場面。ばんばの亡き夫のラジオだ。今まで何度も豪が直してきたラジオ。年をとりながらも船に乗ってがんばってきたばんばと重なる。もしラジオが直れば、ばんばも元気が沸いてくるだろうに、残念なシーンだ。もう直らないラジオともう船に乗れないばんばが重なってわびしい。あの頑丈で剛腕なばんばもさびしそうであった。「ばんばと、古くなって直せないおじいちゃんのラジオが重なる」「ばんばのラジオ 直らんのかな 東大阪の技術だったらいけるのでは」「ラジオが直ったらばんばも元気になってくれそうだから、何とかしてあげたい」など、SNSにばんばを心配する声が寄せられた。

   今後どういう展開になるだろうか。ばんばと舞、めぐみ、五島の人々、みんながよい暮らしに戻っていくことを願う。

(Y・U)