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「おばさん構文」文章の悲劇 どこか怯えるスタジオ陣?

   「シューイチ」(日本テレビ)。この日(3月12日、2023年)の新企画は「あなたは大丈夫? 脱・おばさん構文で絶品グルメ!」。ちょっと前まで「おじさん構文」が話題だったが、今度は「おばさん構文」。「おじさん構文」と「おばさん構文」に違いはあるのか。気になったが、「おじさん構文」の女性版ということのようだ。

  • 句読点は…(写真はイメージ)
    句読点は…(写真はイメージ)
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絶品グルメをかけ3人が挑戦

   まずは「おばさん構文」なる文章を紹介。「ちゃんとご飯たべて(ご飯の絵文字)暖かくしてね!!」という文章が「お母さんっぽい」とか、「昨日も2キロ走っちゃった!」という文章が、「聞いてないのに自分の話を書くのはない」「絵文字とかビックリ!とか。文章が長くて読む気無くなる」などなど、街のZ世代がそれを見て言いたい放題。

   ここからが本題。森三中・黒沢かずこ、濱田マリ、紫吹淳の3人が、絶品グルメをかけ、おばさん構文にならないようにLINEの文章作りに挑戦。それを22歳の人気動画クリエーター・はやたくこと林拓磨が判定するという流れ。

   お題は「彼女と別れたという後輩を慰める文章」「プレゼンに遅刻した部下からの言い訳メッセージに対する返信の文章」「大きなプロジェクトを成功させた後輩男子をお祝いに誘うための文章」の3問。文章以前に、はやたくは「うちのお母さんも一緒ですけど、テーブルに置いて打つんですね」とタブレットを机に置いて入力するおばさんたちのやり方をからかう。「きょコがいいですね」とはやたくが言えば、3人とも「???」。「きょうのコーディネート」のことらしいが、だったら「きょうのコーディネート」と言えば、と思うが......。

   「笑顔マークは本当に楽しい時しかつけない」「笑笑は使わずWを使う」「LINEで句読点は使わない」「全角スペースは使わない」などなど言いたい放題。

   VTRを見ていた中山秀征らスタジオの人たちも、「LINEを後輩に送るのが怖くなった」「ついていけないですね」「息子から絵文字使うなって注意される」などなど、どこか怯えている様子。

   そもそもだが、「Z世代に受けるSNS文章を作ろう!」などと、そこまでする必要があるのか。「おじさん・おばさん構文上等! Z世代がナンボのもんじゃい」という人が番組でひとりもいないのが情けない。

(くろうさぎ)