台風2号による線状降水帯が発生して、各地で警報級の大雨が続いているが、この時期の梅雨や暑さに便乗した悪徳商法が横行しているという。けさ2日(2023年6月)の「ZIP!」で、司会の水卜麻美が「?よミトく!」コーナーで注意を呼び掛けた。
国民生活センターにはこんな相談が寄せられている。「お宅の瓦が傷んでいるように見えたので点検したい」と、女性の自宅にリフォーム業者が突然訪ねてきて、壊れた瓦の映像を見せ、「このままでは雨漏りがするかもしれないので、すぐ工事をした方がいい」などと急かして、およそ40万円の契約を結ばせた。壊れた瓦の映像は、はたして自宅のものかもわからない。女性が修繕をやめたいと電話をすると、「もうキャンセルはできない」と怒鳴られた。
布団が干せない梅雨時、布団のクリーニングを無料や安い値段でするといって布団を預かり、「布団が傷んでいたので洗えない」といって高額商品への買い替えや修繕を迫る。
3000円のおためし価格でエアコンや換気扇のクリーニングができるというので依頼すると、「汚れが付きにくいコーティングもした方がいい」と言われて断り切れず承諾。請求書は約30万円になっていた。頼んでもいない風呂場や洗面所の換気扇もコーティングされていたのだ。
水卜「こうしたことの対策はどうしたらどうしたらいいのでしょう。国民生活センターによりますと、『点検させてほしいと尋ねてくる業者には対応しない』『電話で勧誘を受けた場合も、安易に訪問を承諾しない』『周りに相談する』というようなことになります」「消費者庁は被害にあった場合は、迷わず『消費者ホットライン』188に電話をしてほしいということです」
屋根や壁などの悪徳修繕商法は、台風や大雨の後のタイミングを狙ってくるのだろう。お気をつけて。
(カズキ)