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マイナ保険証 玉川徹が石原良純に「良純さんみたいに国民は強制的になんでもやればいいという考えの人なら...」

   トラブルが相次ぐマイナンバーカードだが、岸田総理は8月4日(2023年)に会見を開き、マイナ保険証に関する今後の予定を明らかにした。マイナンバーカード問題の火消しに追われる岸田内閣だが今後どうなるのか。「モーニングショー」ではスタジオで激論を交わした。

  • テレビ朝日「モーニングショー」番組ツイッターより
    テレビ朝日「モーニングショー」番組ツイッターより
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玉川、ETCカードと対比「なにをそんなに急いでいるのか」

   マイナンバーカードと健康保険証の一体化に合わせて、現行の保険証は2024年秋に廃止される予定となっているが、岸田総理は廃止時期の見直しも含め検討し、秋以降に判断を行う。さらに不安払拭の柱として岸田総理が掲げたのは資格確認書。マイナ保険証を所有していない人全員に申請手続きなしで資格確認書を発行し、その有効期間やカードの形状も現行の健康保険証を踏まえたものにするという。しかし、半数が資格確認書の場合、毎年発行すると241億円のコストがかかるという試算もある。

   石原良純(気象予報士・タレント)「資格確認書発行でまたトラブルが起きて同じことなんじゃないか。手間が増えるだけじゃないか」

   山口真由(信州大学特任教授)「この政権はきわめて大衆迎合的でブレすぎていると思う。マイナンバーカードはやり方の反発が大きくて、ポイントという飴と保険証無くすぞというムチで無理やり強制されることがいやだということがたくさなった。マイナンバーカード自体はデジタル時代のパスポートだと思う。丁寧に説明していけば良かったのに、支持率が下がるとブレる。腰を据えて理解してもらうプロセスが必要」

石原「行政サービスは省力化必要。30年なんて余裕あるのか」

   玉川徹(テレビ朝日元報道局員)「税金使うには意味があるが、(資格確認書)の場合は100%無駄遣いだと思う。マイナ保険証本格導入から3年くらいで廃止だが、同じ政府がやっているETCカードは導入が2001年。20年たってようやく料金所係員の廃止の話が出ている。なぜならカードを持たない自由があるから。係員が無くなったとしても料金精算機は置くといっている。わずか3年で廃止というのは極端に短い。何をそんなに急いでいるのか」

   しかし、これに対し石原良純は「ETCは早くETCだけにすればいい。ETCなければ乗れないよと。行政サービスは省力化していかなければいけない。30年なんて議論している余裕はあるのか」と反論。

   玉川徹「他の国は20年とか時間をかけて議論している。良純さんみたいに国民は強制的になんでもやればいいという考えの人であればそうだが、私は嫌だ」

   MCの羽鳥慎一は激論が続くスタジオを「両方の意見があると思います。結論は出ないと思います。(岸田内閣は)確かにぶれているなと感じます」と締めていた。

(みっちゃん)