登録者数が500万を突破した大手SNSのミクシィ。ここには、様々な話題について話し合う「コミュニティー」(コミュ)という仕組みがあり、その中には、超人気ブログ「きっこの日記」についての「コミュ」もある。この中に「きっこ」を名乗る書き込みもあるが、どうやら、本物のきっこ氏が書き込んでいるようなのだ。
このコミュでは、「きっこのブログ」を読んだ感想などがつづられており、1,400人以上が参加している。いくつか立てられているスレッドの中で、J-CASTニュースが2006年9月7日に「『きっこの日記』 知られたくない?削除部分」で報じたような、「短時間で削除された記事がある」ことを指摘する書き込みがあった。それに対して、「きっこ」と名乗るユーザーが9月7日16時11分、こんな返答をしている。
「『見て見ぬフリの国民性』というログは、まだ書きかけのもので、これから修正する箇所もありますし、まだまだ書き足りないこともたくさんあります。 ですから、最終的には、2倍以上の長さになると思います。 あたしの手元には、このような、大筋だけ書いた『未完成の原稿』が何本もあるのですが、ちょっとした手違いで、そのうちの1本を間違えて公開してしまったのです。
それで、昨日の夕方の5時半すぎに間違えてアップしてしまい、2時間くらいして間違えに気づき、慌てて当日ぶんの『本職はなんなのだ?』と差し替えてから、『お知らせ』として、公開の順番を間違えてしまったことをお伝えしました。
それにしても、たった2時間ばかり間違えて公開してしまった書きかけの記事なのに、大騒ぎする人たちがいるものですね。
現在公開しているログに対してならば、何を言われても構いませんが、間違えてアップしてしまい、すぐに削除してものに対して何か言われても、こちらとしてはコメントのしようがありません」
この内容が、J-CASTニュースの取材に対して、きっこさんが返信した内容と酷似しているのだ(この記事の最後に全文を掲載)。J-CASTニュース記者がきっこさんに取材のメールを送ったのが同日15時54分、それに対する返信が、約40分後の16時35分だ。記事が配信されたのが19時57分なので、約3時間半の間、返信の内容を知っているのはJ-CASTニュースのスタッフときっこさん本人しかあり得ない。そう考えると、ミクシィの書き込みが16時11分だということは、きっこさん本人がミクシィへの書き込みをした可能性が非常に高い。
「きっこのブログ」は、コメントもトラックバックも受け付けない仕組みになっており、「きっこの日記」のメール機能を使ってメールを送るしかなかったが、きっこさんは、意外なところで読者と交流していたようだ。