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「弁当の日」から生まれた、8つのショート・ストーリー

 あなたは「弁当の日」を知っていますか?

2001年に香川県のとある小学校で始まった「弁当の日」。
買い出しから調理、箱詰め、後片付けまですべて子どもだけで行った弁当を、給食の代わりに持たせる取り組みです。
この取り組みが、子どもの自立・成長を促し、家庭環境、地域環境改善の大きなきっかけになるとして注目を浴び、現在1300以上の小・中・高校、大学で実践されています。「弁当の日」で実際に生まれたエピソードをもとにした8編のショート・ストーリー。大人と子どもの成長の物語です。

―台所に立ち始めた子どもたちは、周りの大人たちを巻き込んで確かな一歩を踏み出していく。

子どもだけで食事を作る体験をくり返せば、二つの感謝、「いただきます(食材の命に)」と「ごちそうさま(給食を作ってくれた人に)」の意味に気づくはずだ。「弁当の日」で子どもの周辺に何が起きるかを考え始めた私は、一人で興奮していた。「弁当の日」で日本を変えられる!変えるのは子どもを取り巻く環境、つまり日本社会だった。(「おわりに」より)

<著者略歴>

竹下 和男(たけした・かずお)
1949年、香川県生まれ。香川大学教育学部卒業。28年におよぶ小中教員・教育行政職を経て、2000年に綾南町(現・綾川町)立滝宮小学校校長に就任、子どもだけで弁当を作る「弁当の日」を開始する。この食育実践で、03年に「地域に根ざした食育コンクール」最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞。10年に定年退職、現在は「弁当の日」を全国に広げるため、精力的に講演活動を行っている。著書に『“弁当の日”がやってきた』(自然食通信社)、『できる!を伸ばす弁当の日』(共同通信社)、『弁当づくりで身につく力」(講談社)などがある。



【書名】お弁当を作ったら
【著者】竹下和男
【コード】ISBN978-4-7641-0661-1
【定価】本体価格1,100円+税
【発行】2014年1月

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