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ハケン女性の敵は「男性上司」よりも「女性同僚」

   女性派遣社員の6割は、日々の仕事で心が潤っていないと感じている――そんなアンケート調査の結果が発表された。職場で心の潤いを奪うのは誰か、という質問に対して最も多かった回答は、意外にも「女性同僚」だった。

ハケン女性の6割「仕事でココロが潤っていない」

   アンケートは、「女性のココロの潤い」をテーマにしたサイト『うるばな』を運営するライオンが2009年1月27日~28日、インターネット上で実施。派遣社員として働く20代と30代の女性400人が調査に応じた。

   まず、「日々の仕事でココロが潤っているか」という質問をしたところ、「潤っていない」が19%、「あまり潤っていない」が41%で、あわせて6割の女性が否定的な回答を寄せた。派遣社員の女性の多くは職場でなんらかの不満を抱えていることがうかがえる。

   また、「仕事中にココロが乾くときはいつか」という質問(複数回答可)に対しては、「仕事場の人間関係がうまくいかないとき」をあげた女性が71%にのぼり、「残業があるとき」(23.8%)や「難しい仕事を頼まれたとき」(19.3%)など他の回答を大きく引き離す結果となった。

「同年代の女性ばかりだと仕事がやりにくい」

   では、職場で彼女たちの心の潤いを奪うのはだれか? この質問(複数回答可)で一番多かったのは、「女性同僚」(41%)で、「男性上司」(35%)を上回った。女性の派遣社員にとっては、上司や部下よりも、同性の同僚が不満の種となりやすいことが明らかになった。女の敵は女、ということだろうか。

   このような結果について、派遣社員として働いた経験をもつ女性は

「たしかに同年代の女性ばかりの職場だと仕事がちょっとやりにくいかも。私も女性の同僚にライバル意識をむきだしにされて困ったことがありますよ。クッションになる男性社員がいてくれたほうがうまくいくかな」

と話している。