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「人間関係」が希薄な仕事を教えてください!

   職場のストレスは、「仕事」そのものよりも「人間関係」が原因となることが多いようです。しかし、仕事にはどうしても人間関係が付きもの。Q&AサイトのOKWaveには、それでも何とかしたい人の相談が掲載されました。

「人間関係が希薄な仕事を教えてください」

自分で思いつくのは「風俗業」や「ドライバー」だが・・・

   質問者のpoiuthiさんは、「長期的に人間関係を築く事」がストレスになる性分。そのことが原因で、これまで、いろいろとうまくいかなかったようです。物心ついたころから、「自分を改革して相手との関係性を上手く保てるようにする」努力をしてきたそうですが、どうしても無理ということが分かったので、職場で密度の濃い人間関係を築かなくていい仕事を探すことにしました。

   「今の状態では全然使い物にならない」と考えているpoiuthiさんは、必要とあらば努力して資格を取得してもいい、とまで言っています。また、短期的に人と接する事に関しては問題ないとのこと。思いつく仕事として「風俗業」や「ドライバー」「在宅でできるトレーダー」を挙げています。留学経験があるので英語が使える仕事も候補になります。そこで、Q&Aサイトで質問して、決め手となるアドバイスを仰ぐことにしました。

「密度の濃い人間関係を築かなくていいお仕事はないでしょうか」

「プログラマは5~6人としか会話しなくて済む」

   この相談に対しては、具体的な職種を挙げたアドバイスが寄せられました。

「プログラマ、サーバシステムの維持運営などは外部の人間とは接触が無く、社内でも上司のSEとしか会話しません、開発状況にもよりますが、精々5、6人としか会話しないこともあります」(nemoax006さん)
「キーパンチャーやライン工、翻訳業、レントゲン技師、ピッカー、警備員、オークション代行業、輸入代行業、などもありますが、受付係なども意外と『密度の薄い』人間関係の仕事かと思います。機械的に、基本的にはマニュアルに沿った対応をする、その時だけの人間関係ですし、また大抵は小人数または1人で、雑談などせず淡々と笑顔を振りまいているだけです」(masatoshioさん)
「翻訳ぐらいしか思いつきません。ただ翻訳会社担当者とのやりとりは不可欠になりますが。風俗はかえって向かないでしょう」(jumbokeskusuさん)

   実際にそれらの仕事に携わっている人が、希薄な人間関係の中で働いているわけではないでしょうが、回答者の経験を踏まえたと思われるさまざまな職業が挙げられています。

「フリーランスの仕事は、人間関係が収入に直結」

   一方、bari_sakuさんは、質問者が挙げた自営業的な職業を選ぶことは避けたほうがいい、と指摘します。

「あなたが挙げたフリーランスの仕事は、人間関係が収入に直結しますから、『長期的に人間関係を築く事がすごくストレスになる性分』なら、絶対にやめた方がいいです」

   bari_sakuさんがすすめる職業は、「普通の会社員」。

「会社員なら会社を離れれば同僚とは没交渉で何の問題もありませんし、スキル次第で周囲との関わりも必要最低限まで落とすことが可能でしょう」

   人間関係がわずらわしくて「普通の会社員」を辞めて独立しても、よけいに人間関係が占める割合が増えてしまうおそれがあるのですね。社会人として自立して生きていくことには、人間関係のストレスが付きもののようです。