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コンピュータープログラマーは「ひとりごと」多い?

   「ひとりごと」よく言いますか?――ライブドアブログの利用者をはじめとするネットユーザーに尋ねたところ、2日半で170件以上の投稿があった。投稿者のほとんどが「よく言う」という答えだった。

バグを探しながらブツブツ

「えーと、どこが違ってるのかなあっと・・・」
「えーと、どこが違ってるのかなあっと・・・」

   ひとりごとを言う場面で多かったのは、自宅でひとりテレビを見ているとき。パソコンでネット動画を見ているときという人もいた。

「旅行番組なんか見ていると『いいな~、行きたいな~』はしょっちゅうです」(okntmr39のブログ)
「YouTubeやニコニコ動画を見ている時や、NHKの討論番組などを見ている時に、ひとりごとでツッコミをすることがあります」(サブカル★こみゅにけーしょん)

   ただ、この場合は画面の向こう側の人に話しかけているので、本人にはひとりごとのつもりはないのかもしれない。一方、仕事中に言うのは完全なひとりごと。作業が自己完結するシステムエンジニアやコンピュータープログラマーには、ひとりごとが多いという指摘もある。

「PG(プログラム)してコンパイルにミスったときにデバックして、単に文字を打ち間違えていたときに『こんなつまんないところでかよ…』とか、逆に全然原因がわからないときに『どーこーだー…?』とか」(ざつぜんとしすぎ。)

   また、昔の失敗を思い出し、恥ずかしくなったり嫌になったりしたときに言う人も数多くいた。ただ、この場合に出すのは、言葉というより不快な気持ちを打ち消す声のよう。

「『ん~~』とか『あ~~』とか少しうなり声にも似たような独り言(?)をつぶやいてしまう」(24歳フリーターの毎日)
「『うおーっ』とかほえる事があります。ほえた後、我に返ってみると恥ずかしいッス」(ともちゃんの馬鹿話)

他人のひとりごとを聞くのはつらい

   ネガティブな気持ちを意識して声に出すことは、気持ちをスッキリさせる効果があるようだ。特に大きな声で言うと、横隔膜が動いて腹式呼吸となり、自律神経をコントロールできるのだという。

「イヤな気分は言葉と共に吐き出すと、意外にその後すっきりします。私にとって、ひとりごとは結構重要な役目を果たしているかも・・・」(ほほえみ日記)

   ただ、そんなひとりごとも、他人の前で言うと相手をびっくりさせるし、不快な気持ちにさせてしまうこともある。

「同僚が話しかけられたと思い、聞き返してきます。『ごめんね、ひとりごとです。気にしないでね』と謝ることが時々あります」(花*花頑張り日記)
「大きな声で他人がひとりごとを言っているのを聞かされるのはつらい。・・・人の悪口だとか文句なんかは聞いていると、こちらのストレスがたまってしまう」(fashion117のブログ)

   意識せずに自然に出てしまいがちだが、周囲のことを考えると、言うタイミングをコントロールすることも必要。でも、家に帰るまで溜め込んでおくとストレスが溜まる。そういう人向けに、オフィスに「ひとりごと用」の防音室を設けたら、意外と利用者がいるかもしれない。