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すべての投稿に即「いいね!」 こんな「ソーハラ」オヤジは嫌われる

「フェイスブックでやたらと絡んでくるオヤジが、最近かなり面倒くさくてさ…」

   ビールジョッキを傾けながら、大手IT企業勤務のA子(28歳)がボヤキ始めました。アラフォー男性と仕事やプライベートで知り合うと、二言目には「フェイスブックやってる?」と聞かれ、その場で「友達」申請されることが増えたのだそうです。

   年上だし邪険にできないので承認すると、何かと絡んできて、ほとんど「ソーシャルメディア・ハラスメント」、略して「ソーハラ」状態になっているのだとか。そこで今回は「嫌われるソーハラオヤジ」の8つのパターンをA子に聞いてみました。

逐一監視されているような気になってくる

この人、監視してるの?気持ち悪い…
この人、監視してるの?気持ち悪い…

   A子の分析によると、キーワードは「下心」と「嫉妬」。そこから「監視する」とか「なれなれしい、距離感がない」「しつこい」といった迷惑行為が生まれてくるようです。A子が悩まされているのは、次のような行為でした。

1.すべての投稿に即「いいね!」してくる

   A子が投稿すると、数秒で「いいね!」を押してくる。それも、あらゆる投稿に「いいね!」を押してくるので、自分の行動が逐一監視されている気分になる。

2.フェイスブックの投稿を、リアルの会話につなげてくる

   「昨日○○してたよね」などと、投稿内容をリアルの会話に絡めてくる。「あれどこの店?」「誰と?」などと詮索されても、答える気が起きなくて困る。

3.意味なく「メッセージ」を送ってくる

   「今日天気いいねー。何してるの?」など、どうでもいい内容のメッセージを送ってくる。メッセージは仲のいい友人や恋人以外とは、用件がある場合に使うもの。そこには割り込んできて欲しくない。

4.まったく面識のない自分の友人に「友達」申請する

   仲のいい女の子たちと盛り上がっていると、「楽しそうだね~」と話題に絡んでくる。ときには面識がないはずのA子の友人に「友達」申請をすることもあるらしく、「あの人だれ? 断ってもいい?」と相談されることもある。

5.投稿した写真をダウンロードしている

   おじさんのスマートフォンに、A子がフェイスブックにあげた写真が入っていたそう。サクラの花だったからいいけど、もし自分の顔写真とか保存されているかと思うと、ちょっと気持ち悪い。確かに簡単にダウンロードできるけど…。

6.すべてのSNSでつながろうとする

   フェイスブックの情報からニックネームやアカウント名などを割り出して、ツイッターやミクシィ、最近流行りのパスなどでもフォローや友達申請をしてくるのが怖い。

「会社のオヤジは、土日に絡んでくるな!」

   A子の不満は、まだあります。

7.意識されたい下心が見え見えの投稿をしてくる

   A子に「何が好き?」と尋ね、食べ物や気になると話したことを、目に付くような形で投稿してくるのがウザイ。

8.自分の投稿に反応しろと圧力をかけてくる

   リアルで会ったとき、「僕の投稿、見てくれた?」「最近『いいね!』つけてくれないよね」などと言われる。何気ないことかもしれないが、言われた方はプレッシャーになり、どうでもいい投稿に「いいね!」を押すはめになる。自分のいないところで「あいつ最近フェイスブック使ってるのかな」とブツブツ言う人もいるとか。

   この話を同世代の女性たち3人にしたところ、「あるある!」と大盛り上がり。そこで新たに出てきたのは「会社のオヤジは土日に絡んでくるな!」という本音。

「会社のオヤジたちとは、仕事上だけの割り切った関係でいたい。土日にプライベートな内容を投稿して、昔からの女友だちと盛り上がってるところに上司や取引先が絡んでくると、一気に興ざめしてしまう。もう本当にうっとうしい」(27歳・メーカー)

   その場合には「公開範囲」を限定するとか、自衛策はいろいろあるのでしょうが、いちいち面倒でもあります。確かにおじさんが無料で若いコたちと絡める場所としては手軽でしょうが、距離感をちゃんと考えて使わないと嫌われそうですよ。 (池田園子