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ミスマッチ失業者が「最少」に 前年より13万人減る

   技能や経験などの条件で求職者と企業の求人がかみ合わず仕事に就けない「ミスマッチ失業者」の、2013年の人数が前年に比べて13万人(6.6%)少ない184万人となったことが、総務省の2013年の労働力調査でわかった。14年2月18日に発表した。直近で最も少なかった2007年と08年の189万人を下回り、統計を遡れる02年以降で最少となった。

   調査によると、失業者のうち仕事に就けない理由が「希望する種類・内容の仕事がないため」と回答した人は74万人と前年に比べて7万人減った。「自分の技術や技能が求人要件に満たない」と答えた人も20万人と前年に比べて2万人少なかった。

   「条件にこだわらないが仕事がない」とした、失業が景気に連動しやすい循環的失業者の人数は25万人で、前年に比べて5万人減った。

   「ミスマッチ失業」は求職者と企業の希望がかみ合わないことが原因で、景気がよくなっても改善しにくいとされる。