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「人材流出防げ」退職防止策をビジネスに インテリジェンスがコンサルティング

   インテリジェンスグループの「働く人」と「組織」に関する研究機関、インテリジェンスHITO総合研究所は、法人企業向けに従業員の定着率向上に特化したコンサルティングサービスを始める。2014年3月11日、発表した。従業員への意識調査や、その結果をもとにしたディスカッションを通じて、定着を阻害する原因を分析。それに応じた制度改定や組織風土改革などの施策を提案、取り組みを支援する。

   昨今の採用難を受けて、従業員の定着率向上についての相談を受けるケースが増えつつあったことから、専用サービスを設置。景気回復でIT(情報技術)や金融などで繁忙感が強まるなか、優秀な従業員の流出を防ぎ人手不足の軽減につなげる。

   厚生労働省によると、1月の有効求人倍率は1.04倍とリーマン・ショック前の水準を回復した。インテリジェンスの調べでは、1月の転職市場での求人倍率は1.22倍。求人数と転職希望者数がともに伸びた。好条件を求めて転職希望者が増えているのと並行し、企業の採用意欲も高いために人手が不足しているという。