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健康保険料、大企業の4割が引き上げ 最高の8.8% 14年度

   大企業の会社員が加入する健康保険組合が相次いで保険料を引き上げている。2014年4月15日付朝刊の日本経済新聞が報じた。保険料率は2014年度に平均8.8%となり、過去最高を更新する。健保組合が高齢者医療制度を支えるために払う金額が膨らんだ。

   健康保険料は月収に料率をかけた金額。原則労使折半で、会社員は給与から天引きされている。JRグループや味の素など、全国に約1400ある大企業の健康保険組合のうち、2014年度は4割弱の500前後が保険料の引き上げに踏み切る。13年度の全組合の平均保険料率は8.6%で、14年度は0.2ポイント上昇する。

   政府は消費増税で社会保障の財源確保に踏み出したが、今後も企業負担は増える見通し。