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「人手不足」が直撃 3社に1社「採用人数確保できず」

   アルバイトやパートなどの人手不足が懸念されるなか、3社に1社が採用予定人数を確保できずにいることが、リクルートワークス研究所の調べでわかった。2014年7月24日、発表した。人手不足と回答した企業の半数は解消の見通しをもっておらず、人手不足は長びく可能性が高い。

   この調査は、従業員30人以上の企業で採用活動をしている1000社を対象にインターネットを通じて実施した。それによると、14年4月から6月までの3か月間に、アルバイトやパートの採用で「必要な人数を確保できなかった」と答えた企業は30.6%。業種別にみると、小売業で43.8%と最も高く、次いで、飲食サービス業が42.4%、運輸業39.5%と続く。

   また、正社員の中途採用(新卒が入社した4月以降6月までの3か月間に実施)でも、必要な人数を確保できなかったと答えた企業の割合は32.1%にのぼり、「人数を確保できた」と答えたのは67.9%。3社に1社が人手不足に直面している結果となった。

   さらに、必要な人数を確保できない状況が今後、解消するかどうかを聞いたところ、「見通しがない」と答えた企業が52.7%にのぼった。

   人手不足への対応に悩み、苦慮している企業の様子が浮き彫りとなった。