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ルネサスの早期退職、さらに361人が応募

   経営再建中の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスは、本社と子会社の設計・開発部門の社員を対象とした早期退職優遇制度の募集に361人が応じたと、2014年8月27日に発表した。応募者には退職金に特別加算金を支給。また、希望者には再就職を支援する。退職は9月30日付。

   今回の早期退職は本社と子会社の設計・開発部門の再編に伴うもので、3子会社の約800人を対象としていた。退職金の割り増しに伴う特別損失額は約21億円で、2014年4~9月期に計上する。連結業績への影響は、すでに14年4~9月期の予想に織り込まれている。人件費の減少は年間約39億円を見込んでいる。

   同社は工場の統廃合と人員削減を進めており、2012年と13年に、1万人以上が希望退職に応じている。