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来春の大卒内定者、21%も増えた業界とは

   2015年春に入社する、主要企業の大卒採用内定者数は14年春の実績と比べて7.3%増え、4年連続で前年実績を上回った。日本経済新聞社が2014年10月19日にまとめた。業績が改善した自動車や鉄鋼がけん引、製造業が6.1%増と3年ぶりに増えた。

   製造業で2014年度に増えたのは18業種中3業種だけだったが、15年度は14業種がプラスとなった。自動車・部品は製造業全体の1割強の3631人の内定者を出し11.6%伸びた。また鉄鋼は、団塊世代の大量退職にあわせ技能伝承を円滑に進めるため、21.0%増と大幅に伸ばした。

   半面、非製造業は7.9%増。メガバンクの大量採用が目を引くものの、小売りや外食などで計画に届かない企業が目立つ。

   なお調査は、主要企業1032社を対象に10月1日時点での内定者数を聞き、964社から回答を得た。