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トヨタ労組、定昇月7300円要求へ

   トヨタ自動車労働組合(組合員約6万3000人)が2015年の春季労使交渉で、定期昇給にあたる賃金制度維持分を組合員平均で1人月7300円要求する見通しだと、2014年11月21日付の日本経済新聞が報じた。今回が2年に1度の改定期にあたり、前回改定時と同額の確保を目指す。

   賃金制度維持分は、現行の給与制度から底上げしていくベースアップと異なり、現在の賃金制度を前提とする。具体的な金額は組合員の年齢構成や個人の役割、職能などを加味して、労使で決める。物価やトヨタの利益の水準には左右されない。

   要求額は2011年に7100円から7300円に200円増額して以来、5年連続の水準。今後議論するベアの要求額とあわせて、15年2月に会社側に正式に提示する。

   14年春の交渉でトヨタ労組は、7300円の定昇分と4000円のベアを求めて交渉。ベアの2700円と定昇分満額をあわせ、月1万円を獲得した。