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仕事のミスが多い「曜日」と「時間」が判明 対策はコレだ

   「仕事始め」から1週間以上が過ぎ、そろそろ通常モードになってきた人も多いことだろう。が、ネットでは、「仕事始めでいきなりミスした」「正月気分が抜けない」などと、つぶやく人が目立つ。休み明けは頭がボーっとしており、午後は昼食後の眠気が襲う。これではミスをしないほうがおかしい・・・とはいえ、何か、対策はないものか。ある調査によると、仕事でミスをしやすい「曜日」と「時間帯」があるという。

ミスが多いのは月曜日と金曜日、時間帯は・・・

今日の曜日はっ・・・と
今日の曜日はっ・・・と

   求人情報サイトを運営するディップ(本社・東京)が、仕事で「失敗をしてしまうのはどんな時ですか?」というアンケートを自社サイトで実施したところ、最も多かった曜日は「月曜日」(25%)、次いで「金曜日」(19%)と、週明け・週末に集中する傾向があった。一方、平日5日間のうち、最もミスが少ないのは「火曜日」(5%)となっている(アンケート実施期間:2014年10月6日~31日)。また、17%を占める「その他」では、「連勤が続いた時」「休み明け・連休明け」などの回答が寄せられた。正月休みや3連休が続く、この時期は、気を引き締める必要がありそうだ。

   さらに、「仕事で失敗してしまう時間帯」を聞いたところ、「午後(14時~16時)」が40%と、圧倒的多数を占めた。次いで「午前中(9~12時)」が18%、「夕方(17~20時)」が15%となっている。「ミスをしやすいのは月曜と金曜、時間帯は14時~16時」という傾向があるようだ。

   ツイッターでは、「金曜夜に急いで片付けた仕事のミスを、月曜朝に気づいたときの憂鬱さは半端ない・・・」というつぶやきも見られた。金曜の業務終了前、雑に片付けた仕事のミスが、月曜になって発見されるという一面もありそうだ。

ミスを繰り返して、悪循環に陥った時の対処法

   週明けや週末に多い、仕事上のミス。どうすれば減らせるのか。やや古い記事になるが、日経ビジネスオンラインでは、14年にマザーズ上場を果たした、面白法人カヤック(本社・東京)の代表取締役、柳澤大輔氏が、「ミスを無くす方法」について書いている(「仕事のミスをビックリするほど無くす方法を考えた」2012年5月8日)。

   柳澤氏によれば、ミスをなくすには、「仕事に緩急をつけること」が大切だという。「この人に評価されたい」という人へ向けた仕事など、絶対にミスをしたくないシーンと、それ以外を見極め、集中力に強弱をつけるのだ。冒頭のアンケートと照らし合わせると、重要な仕事は、ミスをしやすい「月曜、金曜」や、「午後14~16時」を避けて、取り組むといいかもしれない。

   ただ、いくら対策を講じても、ミスが重なって「悪循環」に陥る人もいる。そうなった時には、どうすればいいのか。柳澤氏は、そもそも「ミスをなくそうという」という、「マイナスから0を目指す目標ではなく、指摘しているやつがびっくりする成果を出してやろう、という方に目標設定を置く」のが良いと説く。あえて高い目標を設定すれば、少々のミスも気にせず、むしろバネにできる。なかなか、前向きな考え方だ。

   ツイッターでは、「目からウロコ」「なるほど、参考にしたい」などのつぶやきの他、ミスを繰り返して凹んでいるという人が、「今の私にぴったりな記事でした・・・」と、励まされる様子もあった。少々のミスは気にせず、大きな目標へ向かってまい進する。これができればきっと、2015年も、上手く乗りきれるはずだ。(KH)