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2015年の給料で明暗 賃上げ発表の一方、「変わんねーよ」「うちは減る」の声

   景気のいい話が飛び込んできた。野村証券が2015年4月から、若手社員の給与を引き上げるという。

   これは朗報・・・と思いきや、今のところ景気がいいのはごく限られた世界だけのようだ。政府は経済界に賃上げを要請しているが、ネット上では、「今年も懐が寂しい・・・」という声が多くみられる。

初任給を2万円程度引き上げ

今年の懐事情は...
今年の懐事情は...

   野村証券は15年1月19日、4月から新入社員を含む若手社員を中心に給与を引き上げると発表した。

   初任給を2万円程度引き上げて23万2300円に。あわせて若手が中心の「初級職」、「業務職」の社員を対象に、平均で約2.3%の給与引き上げを行う。同社は14年4月にも賃上げを行っていて、2年間で約4.5%の引き上げとなる。

   グループ企業の野村アセットマネジメントも同日、平均で約1.6%の給与引き上げを行うと発表している。

日生や会社ウォッチ「アンケート」では「変わらない」が最多

   景気のいい話がある一方で、日本生命保険が実施したインターネットアンケート(15年1月8日結果発表)では、「2015年の給料は増えると思いますか?」の問いに「前年(14年)と変わらないと思う」と回答した人が61.7%。「増える」と回答した人は15.6%にとどまり、「減る」との回答は22.7%だった。

   J-CAST会社ウォッチでこの結果を紹介し、「あなたの2015年の給料、14年より上がりそうですか?」という1クリック投票を実施したところ、15年1月26日現在、最も多い回答は「変わらないと思う」で30.8%。次いで「減ると思う。少し」が20.5%、「上がると思う。ほんのちょっぴり」が18.7%、「減ると思う。がっつり」が18%となっている。

   ツイッターでも、「変わらねーよバーカ!」「今年から少し給料減る」「4月からまた給料減るらしい。休日も減る見込み」など、嘆きの声が多く見受けられる。「景気のいい話」は、今後時間とともに広がっていくのか、それとも・・・(MM)