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上司の評価の分かれ道 「ステキ」と「下で働きたくない」はココが違う

   親子ほど年が離れた若い女性の部下でも、必ずしも上司を「理解できないおじさん」と疎遠に思っているわけではない――そんな意外なアンケートの結果が出た。

   化粧品会社マンダムが20代・30代の仕事をしている首都圏の女性434人に対して行った「あなた自身に関する調査」(調査期間2015年7月14日?21日、NET調査)によると、10歳以上年上の男性上司・先輩に憧れた経験があるかという質問に対し、50%の女性が「ある」と回答。また、どんなところに憧れるかという質問には、半数以上56.2%の女性が「仕事ができる」と答えており、多くの女性に年齢には関係なく憧れの上司がいるようだ。

叱られてもOK、欲しいのはちゃんと話を聞いてくれる上司

素敵な上司、か
素敵な上司、か

   では実際の女性たちの思う「憧れの素敵な上司」がどんな様子かを、ツイッターなどの声で見てみると、

「日々叱ってくれ誉めてくれ慰めてくれ、自分が大きな失敗をしてしまったときに無言で一緒に頭を下げてくれる自分の上司を心から尊敬しています」
「私は今の上司本当に尊敬してるとこは、叱る時に人前で怒鳴り散らさず、2人になって奢ってくれた缶コーヒー片手に、なんでそうしたのかこちらの事情をまず聞いてくれるから、そのときメチャ泣けてきたなあ。怒られたことが辛かったんじゃなくて、理解されてたことが嬉しくて。恵まれてる」

   などと、「話を聞いてくれる上司を尊敬する、大好き」という声が目立つ。たとえ叱られても、話を聞いてくれる上司なら嬉しいという声も多かった。

   また、男性が尊敬する上司の場合、「尊敬してる上司の尊敬してる点は判断に責任を持ち、且つ早いこと。俺もそうありたい。負けないぞ」といった、対話以上に判断力・責任感を尊敬するという意見が目立っていた。

   逆に、「女子が『この人の下では働きたくない!』と思う上司の特徴10」(『マイナビウーマン』、2015年8月にWebアンケート。有効回答数191件、22歳~34歳の働く女性)のトップは、「大声で怒鳴る」(49.2%)。怒鳴っていては対話にはなり得ないわけで、やはり女性の部下を指導する上司にとって大切なのは、「コミュニケーション能力」ということになりそうだ。(KE)