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9月の派遣社員の平均時給、前年比3.1%上昇

   IT関連のシステムエンジニアなどの職種を中心に、派遣社員の時給が高い水準を続けている。リクルートジョブズが2015年10月15日に発表した9月の募集時平均時給は、前年同月と比べて48円(3.1%)高い1614円だった。28か月連続で前年の水準を上回った。

   職種別でみると、デザイナーなどの「クリエイティブ系」が64円(3.9%)増、「IT・技術系」が56円(2.8%)増、「営業・販売・サービス系」は37円(2.7%)増、「オフィスワーク系」も8円(0.5%)増と、それぞれプラスとなった。

   なかでも、システムの運用管理・保守が5.7%増の2059円、システムエンジニアは4.1%増の2391円と、伸びが目立った。IT業界は人手不足が深刻で、実務経験があれば正社員に採用されやすい状況とされる。時給を引き上げて正社員枠に対抗する動きが出ているようだ。

   また、地域別でみると、関東の平均時給は前年同月から63円(3.9%)増えて1690円。東海は15円(1.1%)減少して1369円。関西は1430円で、40円(2.9%)増えた。

派遣社員の平均時給が上昇した
派遣社員の平均時給が上昇した