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「人材の奪い合い」激しく内定減らす業種も 「選考期間」短縮化の影響

   2016年春に入社する主要企業の大卒採用内定者数は、15年春入社の実績と比べて2.7%増となり、5年連続でプラスになったことがわかった。日本経済新聞社が「2016年度の採用状況調査」を2015年10月18日、まとめた。国内外でM&A(合併・買収)などを強化している銀行や保険が高水準を確保。非製造業は3.0%増で、19業種中13業種がプラスとなった。また製造業は2.1%増で、19業種中9業種がプラス。円安で事業環境が改善している電機や鉄鋼が採用を増やしている。

   ただ、選考期間が短くなった影響で人材の奪い合いが激しく、内定数を減らす業種も増えた。5割超の企業が採用活動を続けており、内定数は今後増える可能性がある。

   なお調査は、主要企業1057社を対象に10月1日時点での内定者数を聞き、964社から回答を得た。

内定実績は5年連続でプラス
内定実績は5年連続でプラス