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「転職したけど元の会社に戻りたい」「OK、再雇用します」 そんな新制度始めた会社

   オリックスグループの12社は、社員の柔軟な働き方をさらに支援することを目的に、配偶者の転勤に伴う「エリア変更制度」や「休職制度」、転職した元社員を退職理由を問わず再雇用する「カムバック再雇用制度」、グループ会社間の「転籍応募制度」を新たに導入した。2016年3月2日、発表した。

職種・等級は、退職時と同等以上を保証

戻ろうかな・・・
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   社員一人ひとりが培った経験や知識を高めて継続的に発揮していき、一方で定年延長や夫婦共働き世帯の増加、女性の活躍推進などの環境変化に伴い、働き方の多様な選択肢へのニーズがますます高まっていることに対応した。

   注目は「カムバック再雇用制度」。勤続3年以上だった社員が再入社したい旨を応募できる制度で、退職理由が配偶者の転勤や出産・育児などに限らず、転職による場合も応募できる。再雇用時の職種・等級は、退職時と同等以上を保証することで、元社員の復帰を促し、他社での経験を活かしてもらう。対象者は、総合職、地域限定型総合職、一般職。通年で採用する。

   オリックスは近年、エネルギーや農業など事業を多角化しており、異業種に転職した元社員を含め、優秀な人材の確保につなげる。

   同時に女性社員が働き続けやすくする制度もはじめた。配偶者の転勤に伴う「エリア変更制度」は、勤続3年以上の社員が配偶者の転勤によって現在のエリアでの就業が困難な場合、勤務エリアの変更を認める制度。配偶者がオリックスグループの社員か否かは問わない。「配偶者転勤休職制度」は、勤続3年以上の社員が配偶者の転勤によって転居先へのエリア変更による就業が困難な場合、最大5年間の休職を認める制度。

   また、「転籍応募制度」は入社10年以上の社員が、グループ会社でのキャリアを磨き続けたい場合に、本人の希望により転籍を応募できる制度となっている。