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月3万円の副収入は当たり前? ビジネスパーソン「ネット小遣い稼ぎ」事情

   「お小遣いが足りない!」――こんなお悩みは、学生にとっても家庭を持つビジネスパーソンにとっても共通のものではないだろうか。

   もうちょっとお金が欲しい時、解決策の1つに「ネットで小遣い稼ぎ」がある、というのも共通しているようだ。

高校生の過半数が経験

小遣いは自力で稼がなきゃ!?
小遣いは自力で稼がなきゃ!?

   情報セキュリティメーカーのデジタルアーツが、「未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」の結果を公表した(2016年2月22日)。

   「ネット上で小遣い稼ぎをしたことがある」という子供(小学4年生~高校生)は30.7%。小中学生では10%前後となっているが、男子高校生は79.6%、女子高校生は68.9%と、高い割合になっている。

   稼ぎ方は「ポイント交換」が最も多く76.8%で、「自分の使用していた品物などの物品を販売」(12.6%)、「動画や写真を投稿して再生回数・閲覧数に応じて稼ぐ」(8.9%)と続いている。

   金額は1か月あたり1万円未満が最も多く86.8%で、平均金額は1万855円だった。「5万円以上」と回答した子供も3.2%いた。

   小遣い稼ぎを始めた理由は「お小遣いはあるが、追加で自由に遊ぶお金が欲しいから」がトップで47.4%。次いで「自分の好きな時間、好きなペースで稼げるから」(33.2%)、「お小遣いを自分で稼がないといけないから」(30.5%)となっている(調査は16年1月8日から14日にかけてインターネットで実施。有効回答数は子供618サンプル、親595サンプル)。

大人も「ポイント」で

   「大人のネット小遣い稼ぎ」についても、調査結果がある。

   新生銀行の「2015年サラリーマンのお小遣い調査」(2015年6月29日公表)によると、男性会社員の17.8%、女性会社員の16.5%が、1か月あたり約3万円の副収入がある。

   収入源は子供への調査と同様、「ポイント・アンケートサイト」が最も多かった(男性56.7%、女性69.2%)。その他ネット関連では「ネットオークション」(男性13.4%、女性12.3%)、「ブログ、HP開設の広告収入」(男性4.3%)が挙がっている(調査は15年4月15日から17日にかけて、20~50代の男女2353人を対象にインターネットで実施)。(MM)