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「痛車」で教習、やってみる? 佐賀のスクールが活性化めざし

   佐賀県大町町の「大町自動車学校」は2016年10月から、車体にアニメのキャラクターを大きく描いた「痛車(イタシャ)」を教習に導入する。全24台の教習車のうち2台を「痛車」にし、希望者が教習時に利用できるようにする。同校の担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「ユニークな試みが地域活性化につながれば」と意気込みを語った。

  • 痛教習車はこんな感じに
    痛教習車はこんな感じに
  • 痛教習車はこんな感じに

希望者がいれば...

   アニメコンテンツの企画制作を行う「神風プロダクション」にデザインを依頼。1台にはバーチャルアイドル「初音ミク」のレース専用バージョン「レーシングミク」をあしらい、もう1台にはご当地アイドル「ピンキースカイ」のアニメキャラをプリント。どちらも、ボンネットから後部トランクまで、車体全面を華やかなキャラクターでラッピングしている。

   この2台は、10月2日に同校で開催されたイベントでお披露目された。「痛車」の教習車が先導する交通安全パレードや、コスプレ撮影会などが行われ、初音ミクの「声の主」である声優の藤田咲さんも参加した。

   痛車導入のねらいについて、担当者は、

「自動車学校の利用者は、地域の人口によって変動します。なので、地元の人口減少を食い止める目的で、地域全体を盛り上げていきたい。そうした考えから、『痛教習車』の導入を決め、イベントは、若者に人気の『サブカルチャー』の発信をテーマに企画しました」

と説明した。痛教習車の今後については、

「もちろん普段の教習でも使用しますよ。まあ、この車でやりたいという希望者がいればの話ではあるんですが......」

   まだ半信半疑の様子。