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「ポケモンGO」ヒットも赤字 任天堂、ゲーム機不振と円高で

   任天堂の2016年9月中間決算(連結ベース)は、売上高が前年同期比33%減の1368億円で、本業のもうけを示す営業利益は59億円の赤字(前年同期は89億円の黒字)となった。10月26日に発表した。中間期の営業赤字は2年ぶり。現行の据え置き型ゲーム機とソフトの販売不振に加えて、円高の影響で海外収益が悪化した。

「ポケモンGO」は貢献

「ポケモンGO」の利益では追いつかない
「ポケモンGO」の利益では追いつかない

   その一方、大ヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が業績に貢献。出資する米ナイアンティックと、関連会社で「ポケモン」ブランドを管理しているポケモン(東京)から受け取る営業外利益が、前年同期より105億円多い120億円となった。

   また、米大リーグのシアトル・マリナーズの運営会社の持ち分株式の売却による627億円の特別利益を計上。税引き後利益は前年同期の約3.3倍となる382億円だった。