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「私の写真、イケてない!」 SNS写真問題、一つ間違うと

   年末年始、クリスマスやお正月のイベントはもちろん、旧友との再会、ウィンタースポーツへの挑戦など、普段にも増してシャッターチャンスが訪れるのではないか。「自撮り&SNSへのアップ」もすっかり日常生活に溶け込んでいるようだが、意外にも自撮りに満足している人は少ないらしい。

  • 自撮りをアップするときはご注意を
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OKなのは6枚に1枚

   アイケア製品のボシュロム・ジャパンが「自撮り写真とSNS投稿」をテーマに、20代の女性に意識・実態調査を行ったところ、「自撮り写真」の満足度が「90点以上」と回答した人は21%に過ぎなかった(2016年1月にインターネット調査を実施、対象は自撮り写真をSNSに投稿したことがある20代の女性500人、2016年9月公開)。

   「SNS投稿がOKだと思える自撮り写真は1回の撮影あたり何枚に1枚くらいですか?」という質問には平均「約6枚に1枚」という結果になった。

   「キメ顔」で撮る自撮りですらこの割合なのだから、他人に撮られた写真となると、さらに不満が募るようだ。

   「『自分が納得いかない写りの写真』をSNSに投稿されてしまった経験がある人」は84%。

   納得がいかない写真を投稿されてしまったことに対して、「その写真を削除してほしい気持ちになった」(36%)、「友人・知人に悪意はないとわかっているが、悲しい気持ちになった」(19%)、「自分以外の人の引き立て役になっている気分だった」(8%)と感じる人までおり、間違えば友情にひびが入りかねない深刻な事態だ。

療養中の日常がばればれですよ

   ツイッターを見てみると、SNSの写真に対して辛辣な見方をする人が、いるいる。

「〇〇かわいい!と言いつつ、自分がセンターでしかも自分が一番かわいい写真をupする女子」
「男の本音。頻繁に自分の顔写真ばかりアップしてると男に嫌われるよ。『かわいい』みたいな女子同士のやりとりもどうでもいいよ」
「『写真好き』と『かわいい自分が写った写真をSNSにアップするのが好き』は違うよと言いたい」
「ツイッター女子、全力で変顔して好感をもらいつつ、最後は自分のかわいい写真を晒せるんだもんな。一番タチ悪いと思う」

   また、そうした写真は「どこで撮影したか」「どんなふうに楽しんでいるか」などがあからさまになるため、

「会社のお金で海外研修に出かけ、SNSに自撮りをアップする会社幹部」
「外資のCAて普通に制服姿とかSNSにアップしてるけど、そんなんしたらまじで殺される。先輩が会社にバレて今業務停止中だからね」
「前の部署でワーママ育短なんだけど、会社帰りにネイルサロン行ったり、お友達と飲みに行ったりをしょっちゅうSNSにアップしてる子がいて、そりゃワーママも娯楽は必要だろうけどあまりに凄すぎてびっくりしたことあったな」
「同じ会社で病気療養中の人がいるんだけども、毎日(外に出ない日はない)どっかに飛び回ってプライベートを楽しんでる姿をSNSに四六時中アップしてる」

など、本人には言えないモヤモヤが吐露される事態にも立ち至る。

   便利で、身近な愉しみでもあるSNS。しかし、写真を公にするには注意が必要なようだ。(KM)